Caetano Veloso and David Byrne / Live at Carnegie Hall

まったくリリース自体を知らなかったのだが、音楽が大好きなお客様に「イイっすよ」と教えて頂き、なおかつそれぞれのファンでしたので先日ゲットしました。
Caetano Veloso and David Byrne / Live at Carnegie Hall

Caetano Veloso and David Byrne / Live at Carnegie Hall

2004年にカーネギーホールにて行われたライブアルバムですが、当初はラジオでオンエアされていたそうです。
Nonesuch Recordsからのリリースですが、あいかわらずええ仕事します。

それぞれの弾き語りでカエターノの持ち曲から始まり、中盤バーンの持ち曲にトーキング・ヘッズ時代の曲も含めてライブが進み、後半はそれぞれの曲をデュエットしながら名曲「Heaven」でライブを終えます。

中のphotoもいいですね。

Caetano Veloso and David Byrne / Live at Carnegie Hall

カエターノは盟友ジャキス・モレレンバウムの美しいチェロとマウロ・レフォスコのシンプルなパーカッションを従えて、ウットリする美声と言葉の響きでライブ会場を余裕のコントロール。
一方バーンもアコギでのシンプルな演奏と、力強い発声で会場温度ややアゲ。
バンド時代からアフロリズムの導入や民族音楽的なアプローチ、解散後もソロ活動及び自ら主宰するレーベルLUAKA BOPでのラテン・アメリカ~ワールドミュージックに引き寄せられた経緯や、過去の共演などからもカエターノとのステージが自然に馴染んでいる様に感じます。

話は変わりますが、昔にカエターノのライブで名古屋のホールに行った時のことなのですが、客層がオシャレな若者やカップル達と、ボサノヴァやMPB好きなおっちゃん達、近隣のトヨタ関係?のブラジル人達で構成される不思議な空間で、ブラジリアンの大合唱が炸裂され続けるほとんどアウェー感満開のライブで圧倒された事を思い出しました。
遠く離れた異国の地で、国民的人気歌手のライブなんて、ブラジルの人達はサウダーヂ感ハンパなく堪らなかったでしょうね。
このライブのような音源化されていない埋もれたお宝のようなものはドンドンとリリースして欲しいです。
CDが売れない時代だそうですが、小生、素晴らしい作品には惜しげなくお代金をお支払いして購入させて頂きます。
とってもステキングな作品を教えて下さり、アリガトウゴザイマシター!
素晴らしい作品を楽しませて貰いたいと思います。

お時間おありの方は収録曲をドーゾ