天空のロストワールド

天空のロストワールド

「アウアドアの植物系中村です。素敵なプレゼントを頂きましたにこにこ
去年の1月にテレビ朝日で放送された「天空のロストワールド ~南米アマゾン・ギアナ高地 地球創世の記憶~」という番組を録画したDVDです。
実は僕もこの特番を偶然リアルタイムで観ていて、番組についての話題で大盛り上がりしました上向きカーブ矢印

内容は、南米ベネズエラの密林の奥地にある「生命の樹」と呼ばれる人類創世の伝説の山「アウタナテプイ」を目指し、俳優の大沢たかおさんと女優の蒼井優さんがそれぞれ1万5000キロにわたる旅を取材した紀行ドキメンタリーです。

2人は別々のルートから旅の終わりに約束の地「アウタナテプイ」で出会います。タナテプイ」その巨大な木の切り株の様なその山は、はるか昔かつて天までそびえる一本の木だったと伝えられています。

語り継がれるインディオ達の伝説によると、昔この世がまだ空っぽだったころ...
最初の人間たちは天からカヌーに乗って「生命の樹」の枝に降り立ったのです。

木にはあらゆる果実が実をつけ、枝には清流がとうとうと流れていました。

ところがある日、欲深い人間たちが恵を独占しようと木を根本から切り倒してしまいます。
凄まじい音とともに木は倒れ、あたりは大洪水となってしまった。何日も何日も荒れ狂う水、あまりの激しさに世界中が水につかり、ほとんどの人間は溺れ死んでしまった。
やがて水が引いたとき、そこにアマゾン川ができ、あたりに森が生まれました。
そして生き残った人々はそこに暮らし、今の世界が生まれたという...。
今もアマゾン奥地に住むインディオ達に語られている伝説の山ですきらきら


天空のロストワールド

大沢たかおさんは南米ベネズエラ・ギアナ高地を北のルートから、横幅600メートルの壮大な「カナイマの滝」を出発点としギアナ高地を東~西へ2000キロを横断し「アウタナテプイ」を目指します!

カナイマはベネズエラの国立公園に指定されていて、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

未だに人類未踏の場所が点在し世界最後の秘境ともいわれています。


天空のロストワールド

そしてその先に目にするのが、公園の北西部にある「エンジェルフォール」です。

世界最大の滝。落差はなんと979メートルと東京タワー3個分の高さもあります。

滝の出どころはあまりにも高すぎて雲の中!
天から流れているように見えるそうです。

そのスケールの大きさは人の想像をはるかに超えています。
滝をへてギアナ高地の東の端にある「ロライマ山」その垂直に切立つ山はギアナのテーブルマウンテンの最高峰、標高2810メートル、「ロライマ」とはベモン族の言葉で「偉大」という意味だそうです。
サバンナの中に1000メートル近く切り立った壁は遠くから見ると陸に浮かぶ軍艦にも見えます。
そして更にギアナを西へ西へ、20億年前の地球の原風景ともいうべき光景を目の当りに、地球上で最も古い大陸ギアナ、ここから生命が生まれ全てが始まったんだと思わされました。
目的地「アウタナテプイ」を前に、大沢たかおさんはアウタナを守り続けているピアロア族が住むセゲーラという村で、ピアロア族のシャーマンに御祓いを受けられていました。
そのシャーマンはこう語り始めます「アウタナは神聖な場所です。私達は決してあの山へは行きません。ただ、何百年も見続けています。人間が生命の樹を切って以来あそこはそういう場所なのです」
そして大沢たかおさんは聖なる領域へと最後の道のりを歩き始めます。
そんな神聖なるアウタナテプイ、私の最終目的地にしたいと思い冒険心をくすぐられましたきらきら
もう一つのルートで旅をされた蒼井優さんの記事は後編で...!