冶堂 イエタン
ライフアドアの中村太一です
お客様からこの夏に台湾に行ったというお話しを最近よくお聞きします
お店の慰安旅行でも以前台湾に行ったことがあり、とても楽しかった思い出があるのですが、その中でも「冶堂 イエタン」という台湾で有名な茶藝館があり印象深くよく憶えています
夏に台湾に行かれるお客様がおられ、「台湾に行かれるなら、ぜひ冶堂に行ってみて下さい
」と言っていたところ、旅行後ご来店くださり冶堂で買われたお茶葉をお土産に頂きました
冶堂の感想を聞いてみると、なんと台湾に着いてすぐに冶堂に行かれたそうで、まだ着いて数時間なのにお土産に沢山お茶葉を買ってしまいました
っと大変気に入っておられました
冶堂は台北市の中心部より少し東側の永康街にあり、メインストリートから小路に入った所にひっそりと居を構えておられます。
戸を開け一歩足を踏み入れると、そこは別世界
なんとも言えない清らかな空気が漂い、心地の良さに一瞬に魅了されます
中に入るとご主人の何健(ホージュン)さんが出迎えてくれ、すぐに台湾茶が出されます
こちらでは注文して「お茶を出される」のではなく主人の客人として「お茶をふるまわれる」のです。
何健さんのふるまいにまたまた魅了され、もううっとりです
何健さん、以前は銀行に勤務されていたそうですが、茶の世界に惹かれ約25年前に「中華茶藝コンテスト」で優勝
それがきっかけで銀行を離れ茶の研究を始め、冶堂をオープンされました
店内には茶器や5種類の茶葉が売られているのですが、茶をこよなく愛する何健さん曰く、「茶器や茶葉を買う目的ではなく、ここには台湾のお茶文化に触れるために訪れて欲しい」と願いが込められているそうです
何健さん
真の茶人であります
冶堂は、今は休刊となってしまった雑誌「エスクァイア」の週末のソウル・台北という特集に載っていて知りました
記事の中の何健さんのインタビューで、台湾茶に触れたことがない人はどうしたら楽しめるのか
という問いに、
「まっさらな紙のように無心な状態がいちばんよい」
「目で色を、鼻で香りを、舌で渋味を、そして最後に全身で感応してこそお茶がもつ本当の美味がわかると」。
「茶杯に注がれた茶は自分を映し出し、自己を見つめ直すものです。人は時に取り巻く環境によって変ってしまう。本来の自分を見失ってしまいそうになったとき、お茶を通してもう一度『自分』というものを確かめることができる」
「茶とは何かと聞かれれば、『生活の導師』と答えたい」
と語っておられました
何健さん、お茶って深いっす
日本の茶道とは違い、台湾の茶藝は細かい作法やしきたりがなく、日常生活の中にあり、お茶を共にすることで自己を知り、人とふれあい、自然を感じることなんだなっと思いました
台湾茶文化を体感できる冶堂
台湾に行かれるご予定の方はぜひ行ってみて下さい
N様、お茶葉ありがとうございました
目で、鼻で、舌で、全身でお茶を味わいま~す
冶堂
台北市永康街31港22-2号1F
営業時間 13:00~22:00 無休