DAYS ASIA
ライフアドアの中村太一です
小林紀晴さんの「DAYS ASIA」という写真集をご存知でしょうか
数年前にボスセレクションをアドアに置いているのですが、とても好きでよく観ています
小林紀晴さんは、1968年長野県生まれ。
東京工芸大学短期学部写真科を卒業後、新聞社にカメラマンとして入社するも3年半で退社。
23歳にして日本を離れアジア放浪の旅に出る。
旅の渦中で出会った日本の若者たちの鮮烈なモノクローム・ポートレートと文章で、アジアに向かう若者たちの心を捉えたノンフィクション「ASIAN JAPANESE」でデビュー
DAYS ASIAは写真家として小林紀晴さんの初の写真集であります
インドやベトナム、タイ、中国など、アジアの国々を放浪しながら撮られた写真は、その折々の直感で撮られたようなリアリティーがあり、一枚一枚の写真の中に引き寄せられていきます
旅先で出会った人々や風景は、美化して撮られたのではなく、ありのままが写し出され、特に人々の瞳の力強さ、その奥に物語るもの僕は印象的でした
写真集には旅のエピソードや日記のような文章も書かれています
とりたてて何かスゴイ出来事や感動的な体験が語られている訳でもないのですが、そのなにげない旅のエピソードが知らないはずのその場所へトリップし、風景や人々の生活など想像が頭の中で膨らみ、淡くなぜか懐かしい気分になります
アジア特有の湿気を閉じ込めたかのような「DAYS ASIA」とても魅力的な写真集です
アドアに置いてますので、ぜひご覧下さい
小林紀晴オフィシャルサイトもご覧下さい。