敬愛なるベートーヴェン
ライフアドアの中村太一です
お正月も過ぎ、また1年がスタートしました
少し戻りますが、大晦日といえばベートーヴェンの交響曲第九番をよく耳にしましたね
日本では親しみを込めて第九(だいく)と呼ばれていますが、年末になると各地で第九のコンサートが開かれたり、近年では実際に合唱を行う参加型のコンサートも増えているようです
そこで今回は第九にまつわる映画「敬愛なるベートーヴェン」をご紹介します
僕は大好きで何度も観ている映画です
聴覚を失いながらも数々の名曲を世に送り出した天才音楽家、ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン
彼の晩年、最後の交響曲「第九」が生み出された影に隠されたドラマに焦点をあて、史実に基づきながらも今なお謎とされる3人目のコピスト(写譜師)を女性に設定し、孤高の音楽家と若き作曲家志望のコピストを務める女性アンナとの師弟愛を超越した絆で結ばれていく姿が描かれた感動作です
歴史に隠されたもう一つの物語でもあります
当時、モーツァルトを代表する音楽家の誰もが宮延や貴族に仕える中、唯一誰にも仕えず作曲活動を行ったベートーヴェンは、音楽家として初めて自立した芸術家であります
狂気と純粋さを併せ持ち、音楽家としての苦悩と孤独、耳が聴こえない悲しみを背負ったベートーヴェン
この映画では孤高なベートーヴェンがアンナという理解者を得ることで、人間として音楽家として成長していく過程がきめ細かく描かれています
なんといっても
ハイライトの第九が初演されるシーンは迫力があり、何度観ても感動し涙が溢れてきます
ベートーヴェンの指揮のもと、ひとつに溶け合うオーケストラの演奏は最高であります
「敬愛なるベートーヴェン」お勧め映画です
ぜひご覧下さい