e.s.t.(Esbjorn Svensson Trio)
ライフアドアの中村太一です
今回はスウェーデンのジャズピアニスト
エスビョルン・スヴェンソン率いるe.s.t.(Esbjorn Svensson Trio)をご紹介します
惜しくも2008年に不慮の事故で他界してしまったエスビョルン・スヴェンソン。
その素晴らしい才能は、これまでに革新的な作品を多く発表し、ジャズを新化させ未来を切り開く存在でした
ジャズの枠にとらわれない、深いエモーションと透徹したリリシズム。
それにマッシブなグルーヴが共存したサウンドは、他に代え難い魅力を放っています
ロックやクラシックなど様々な音楽の要素を含み、生音を活かしつつもエフェクトをかけた繊細な音作り、そして北欧らしい優しさと哀愁漂う曲想は心をグっと掴まれます
僕がe.s.t.と出会ったのは、かれこれ7年前の夏のこと
ボスと皆で海水浴に向う車の中でした
ボスの車のオーディオから流れる前衛的で美しいサウンドに衝撃を受けたのを憶えています
その時流れていたのは「From Gagarin’s Point of View」というアルバム
「Good Morning Susie Soho」「Strange Place for Snow」とつづく三部作で、バンドの世界的成功の始まりとなり、UKのJazzwiseでトリオ・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど、その人気を確実なものにした作品です
すっかりe.s.t.の虜になった僕はいくつかアルバムを買い、今も聴き込んでいます
惜しくも他界してしまったエスビョルン・スヴェンソン。
彼らのライブ一度は観てみたかったです
6月14日はエスビョルン・スヴェンソンの命日。
あれから4年が経ち、もしも彼が生きていたらどんなプレイを見せてくれたのか
考えるだけでも胸が躍ると同時に切なくなりますが、e.s.t.の超越した音の世界、その意志が永遠に受け継がれていく事を願いたいと思います
ライフ、ライフアドア両店で聴いて頂けます
興味のある方はぜひリクエストください