Ry Cooder Boomer’s story
ライフアドアの中村太一です
夏から秋へと季節が変わろうとしていますが、毎年この夏の終りに聴きたくなるのが「Ry Cooder Boomer’s story/流れ者の物語」であります
ルーツ・ミュージックの研究者であり、世界を旅するミュージシャン Ry Cooder
映画音楽の世界にも進出し、パリ・テキサスやブエナ・ビスタ・ソシアル・グラブなどの作品は有名ですね
Boomer’s storyは1972年にリリースされた3rdアルバムです。カントリーの元祖的なナンバーや、土臭く古きよき時代を思わせる南部のルーツ・サウンドは、モノクロームの写真のような淡々と物語が語られます
ゴールドラッシュ時代のアメリカ、大陸をさすらう流れ者、そこに広がる荒野の風景が映し出され、何故か懐かしさを感じさせられますよ
アルバムの中で特に好きな曲は、「maria elena」と「dark end of the street」です
哀愁漂うスライドギターに心地よいマンドリンの音が切なくしんみりとさせられるのですが、その反面一条の光のような希望を与えてくれるようで、ポジティブに心に響きます
時代は変わっても色褪せない素晴らしい音楽
味わい深く、哀愁に包まれる曲は、夏の終りにとてもよく合いますよ
お店でお聴き頂けるので、気になる方はリクエストお待ちしております
夏の終りに「dark end of the street」1977年のRy Cooderライブ映像をご覧ください