HAPPY XMAS(War Is Over)
ライフアドアの中村太一です
クリスマスムードが漂うこの時期、街ではクリスマスソングが流れてきます
クリスマスソングの中でも私の好きな曲は、JOHN LENNON(JOHN&YOKO THE PLASTIC ONO BAND)の「HAPPY XMAS(War Is Over)」です
ジョンレノンのソロキャリアにおける代表曲のひとつで、サブタイトルにWar Is Over「戦争は終わった」と付くように反戦平和のメッセージが込められたクリスマスソング
1969年12月、ベトナム戦争の真っ只中、ジョンレノンは結婚したばかりのオノヨーコと平和活動の一環として世界11都市にWar Is Over If You Want Itのメッセージ看板を掲げ、その2年後の1971年にこの曲が発表されました。
平和を祈る歌として、Imagineとともに語られることの多い名曲です
私も10年ほど前に、このアナログ版シングルを購入しました。
毎年この時期になると、そっとレコードに針を落とします。「So this is christmas」と語りかけるようなジョンレノンの優しく温かい歌声、そしてハーレムの子供達による合唱、聴くたびに本能的に胸が熱くなり心に響きます
冒頭ではハッピークリスマスキョウコ、ハッピークリスマスジュリアンと優しく囁かれていますが、キョウコはヨーコの先夫との娘、ジュリアンはジョンの先妻との息子であり、子供は前のパートナーが引き取っていた為、離れて暮らす子供へ送られたクリスマスソングでもあるのです
12月8日はジョン・レノンの命日でした。
衝撃的な事件から32年が経ちますが、今も多くの人に愛され、大きな影響を与えているジョン・レノン。
ビートルズを解散後、オノヨーコと共に1971年よりニューヨークを拠点に反戦運動に関わりながら、米国内の社会的な矛盾、民衆の抑圧に対しても目を向け、政治的な活動をするようになります。
米国における民衆運動の新たな英雄として立ち現れ、当時ベトナム戦争を続けていたニクソン政権はジョンレノンの影響力に脅威を感じ、FBIからも「危険人物」としてリストアップされ、国外退去命令までも出されていました。
そして1980年12月8日、狂信的なファンの凶弾に倒れ、40歳の非業の死を遂げるのです。
ニューヨークでの9年間の活動は、オノヨーコの思想が大きく影響しているとも言われますが、片寄った思想ではなくジョンレノンというただ一人の人間として強く世界平和を願っていたのではないでしょうか。。
時代を超え、現在の時勢を反映した歌として、今も強く人の心に響く「HAPPY XMAS(War Is Over)」今年もじっくり聴きたいと思います
JOHN LENNONよ永遠に。。