慰安旅行in三重~花の窟神社~
前日までの厚い雲はどこかへ
素晴らしい青空の下いざ出発であります

ここ熊野市は三重県の南部、七里御浜の美しい海岸が広がり、伊勢神宮と熊野破速大社を結ぶ熊野古道のひとつ、伊勢路が通じるところです
まず我々は伊勢路にある「花の窟神社」へ参拝に行ってきました
実は私、花の窟神社について何も知らずに行ったのですが
こちらはなんと
神々の母イザナミノ尊が祀られている日本最古の神社だったのです
世界遺産にも指定されている花の窟は720年(奈良時代)に記された日本最初の歴史書である「日本書記」の神代第一で「国産みの舞台」として登場しています
ご祭神はイザナミノ尊、カグツチノ尊
日本書記によると、イザナミノ尊は最後に火の神カグツチノ尊を産んだとき大火傷を負って亡くなり、妻を失ったイザナギノ尊は怒り、カグツチノ尊を切り殺してしまいます
花の窟神社にはイザナミノ尊とカグツチノ尊が眠られているのです
社殿はなく、高さ45mの窟をそのまま御神体としており、熊野三山や伊勢神宮成立前の太古の自然崇拝の姿がそのまま残っています
花の窟の名は季節の花々で神をお祀りしたことに由来すると言われており、古くから花祭りという珍しい祭礼が行われていました
日本書記に記されている事柄そのままに今も毎年2月2日と10月2日には例大祭が行われ多くの方が参拝に訪れるそうです
鳥居をくぐると木々に囲まれた気持ちの良い参道がつづき、途中には稲荷神社と龍神神社もありました
手水で清め社に入るとそこは別世界
見上げるとエネルギーが地から天へと昇っていくような感じで、天気も良かったからか本当に気持ち良く心が穏やかになりました
巨岩には大綱が地上とを結んでいて、氏子たちの手によりなわれ春秋の例大祭で掛けられるそうです
縄の飾りは朝廷から送られた3本の錦の幡を模したもので、それぞれ天照大御神、月読尊、須佐之男尊からのお供え物を表されます
母なる神、火の神にご挨拶
いのちあるものすべてに、そしてこの場と熊野の神々様に感謝でございます
こちらはまさにパワースポット
みんな優しい光と波動に包まれていました
神社の隣りには、おもてなし処「お綱茶屋」があり、お土産品が買えたり、お食事もでき花の窟に来訪された方々がゆったりと滞在できるようになっていました
熊野古道、伊勢路に行かれる際はぜひぜひ花の窟神社へ行ってみてください

さてお次は、花の窟から七里御浜を歩き熊野を代表する絶景ポイント
獅子岩へ向います