鮫肌男と桃尻女

ライフアドアの中村太一です

お店には待ち時間に読んで頂けるように雑誌や写真集、その他スタッフお勧めの漫画が置いているのですが、その中で今回はボスが以前持ってこられた「鮫肌男と桃尻女」をご紹介します

望月峯太郎さんの漫画、鮫肌男と桃尻女

望月さんの代表作といえば「バタアシ金魚」や「ドラゴンヘッド」などがありますが、こちらの鮫肌男と桃尻女も面白いですよね

私も学生の頃に読んだのですが、望月さんの描く世界観に引き込まれ、続いてドラゴンヘッドを読み、今までにない恐怖を味わった一人であります

もう一つ望月さんの作品で忘れてはならないのが「座敷女」ですね

あの心理的恐怖

そして「サチコ」と名乗る大女の表情や不気味な動きが今も脳裏に焼きついています

さて、鮫肌男と桃尻女を読まれたことがない方へ少しあらすじを。。。

取り得も身寄りもない桃尻トシコ。

日常に絶望を感じていたある日、彼女の前に獣道からひとりの男がパンツ一丁で飛び出してきた

その男、鮫肌黒男は組織の金を持ち出し、組織から追われる身。

今までに感じたことのない衝撃を感じたトシコは鮫肌を助け、彼と共にあてのない逃避行へ誘われる。。。

という謎の男、鮫肌と新しい生き方を求める女、トシコのバイオレンスな逃亡劇であります

「不死身の人喰鮫」と呼ばれ、男臭く行き当たりばったりな人生を歩んできた鮫肌がトシコに惹かれ彼女を守りながら追っ手とバトルする姿も見どころです

１９９９年には石井克人監督によって映画化されましたね

オフビートなギャグと過激なバイオレンスシーン

そしてスタイリッシュな映像、コミックタッチな演出が斬新で面白いんです

鮫肌役に浅野忠信さん、トシコ役に小日向しえさん。

その他、岸部一徳さんや寺島進さん、鶴見辰吾さんなど個性派揃いの豪華キャストで、それぞれ珍妙なキャラクターに仕立て上げられ、ハチャメチャ感が相当面白く引き込まれます

特にヒットマン山田を演じる我修院達也（若人あきら）さんのキャラはかなりツボです

ガイ・リッチーやタランティーノ的な匂いを感じさせられ、映画もお勧めですよ

まずは「鮫肌男と桃尻女」アドアにお置いていますのでぜひ待ち時間に読んでみて下さい