Albert Watson CYCLOPS
ライフアドアの中村太一です
素晴らしい写真集をご紹介
ファッション写真界の巨匠
「Albert Watson CYCLOPS」です
こちら以前にボスが購入された写真集でアドアに置かれているのですが、私もよく開いてはそのモノクロの美しさとクールさが際立つ写真の数々に吸い込まれるように見入ってしまいます
アルバート・ワトソン、1942年スコットランドのエジンバラ生まれ。
学生時代はDuncan of Jordanstone College of Art & Designでグラフィック・デザイン、ロンドンのロイヤル・アート・カレッジで映画とオーディオヴィジュアルを学んでいます。
生まれた時から片目が見えなかったものの、写真を履修したそうです
ワトソン氏は21歳の誕生日プレゼントにシンプルな固定レンズカメラを贈られたとき、初めて自分の真の使命に気づいたそう
「プレゼントを開けたとき、空から稲妻が走ったような感じがしました」とワトソン氏は語っています。
その後アマチュア写真家として活動します
1970年、奥さんのエリザベスが教職の仕事をロサスンゼルスで得たことで渡米。
そして1971年にマックス・ファクターの仕事が注目され写真家のキャリアをスタート
最初はマドモアゼル、GQ、ハーパースバザーなど雑誌の仕事を中心に行い、その後長年にわたって氏の写真はヴォーグの表紙を飾ります
ローリング・ストーンやライフ、タイム、ニューズウィークなど数えきれない出版物において、スーパーモデルやロックスター、俳優らの象徴的なポートレートがフィーチャーされています
ワトソン氏の最初の有名人の写真は、死んだガチョウの首を掴んでいるアルフレッド・ヒッチコックを撮ったものだそう
このインパクトのある有名な写真は皆さんもどこかでご覧になられたことがあると思いますが、この写真はハーパース・バザーのクリスマス特集号に掲載されたそうです
ワトソンの細部の描写にまでこだわる、力強く、エモーショナルで、挑発的なイメージは、ファッション、ポートレート、風景、静物でも不変。
完璧なテクニックで作り上げられる、オリジナルなスタイルが高い評価を得て世界的に活躍されています
「CYCLOPS」
一つ目の巨人と銘打たれたこの写真集にはモノや場所を超えた遠い記憶が蘇えらせるような力強さ、そして魔法をかけるがごとく被写体は輝き、切迫感、偉大ささえも感じさせます
ワトソン氏が見るもう一つの世界、そして名作の数々が堪能出来る写真集
ぜひご覧ください