奥穂高岳 後編
ライフアドアの中村太一です
前編につづきまして2日目
朝5時に起床。前日は朝も早く涸沢までの登り疲れで約11時間も寝てしまいました
清々しい朝を迎え、まずはお湯を沸かしコーヒーでひと息
早朝に山で飲むコーヒーも最高です
天候が悪ければ下山を考えていましたが、空は晴天
ということで頂上へアタック
奥穂高岳 後編をお送りします
準備が整い6時に出発
第一ポイント穂高岳山荘まで約2時間
その間に最初の難所、ザイテングラード(支稜線または支尾根)を岩に張り付きながら少しづつ高度を上げていきます
梯子やクサリなどもありますが、思ったほど危険ではなく安心でしたが、登りが長い
やっとの思いで穂高岳山荘に到着
そこは遠くの山々が見渡せ、雲海が広がる素晴らしい眺望でした
山小屋でコーラーを買ってひと息
この後、山頂まで足が震えるほどの難所を登るとはつゆ知らず。
気持ちいいね~
なんて余裕のよっちゃん状態
さて頂上へはもう1時間アタック開始~
しかし、いきなりの垂直な岩壁
まさにきいてないよ~
梯子で一気に上がりクサリを使って足場を確保しながら登っていくのですが、山頂付近は風か強くガスもでていて寒い。下を見れば崖
足を踏み外せば滑落
という険しい岩場で、ゆっくり慎重に三点支持が原則
体力と集中力が必要なので倍のエネルギーを消耗する感じでした
永遠にこの岩場が続くような思いにさせられましたが、ついに奥穂高岳に登頂

達成感よりも生きてて良かった~
っと心底思いました
標高3190m
今そこに自分が立っている不思議と大自然を感じ感動でした
山頂からは富士山も遠くの方に見え素晴らしい眺めでした
ひと息ついて下山開始
前穂高岳までつり尾根を歩き、重太郎新道から岳沢小屋へ
下山もひたすら岩場が続き、もう膝がガクガクでかるく限界を超え、耐えに耐えてやっと上高地に到着
約7時間もう本当に修行のようでしたが、ケガもなく無事下山でき良かったです
多くの登山者がその岩稜に魅力を感じて訪れる穂高岳
険しい道のりを経て頂きに立った時、そこには想像を超えた世界が広がり、山が大切なことを教えてくれるようでした
今年も大変よい経験ができ感謝でございます
また北アルプスへ行きたいと思います