第48回 心象書展
ライフアドアの中村太一です
日に日に寒くなってきましたが、京都も紅葉がキレイな頃となりましたね
この季節に毎年開催されている全日本書芸学院さん主催の書展へ今年もご案内を頂き行ってまいりました
「第48回 心象書展」でございます
アドア近くの京都文化博物館にて年に一度11月に開催されているのですが、全日本書芸学院の先生方や門下生の皆さんの作品展で、「今、伝えたい事、平安の書」をテーマに212点と沢山の作品か会場に展示されていました
毎年作品を見させて頂く楽しみと、西野玉龍先生にお会いできることを楽しみにしています
今回も会場では玉龍先生に作品について解説して頂き、テーマである平安の書についても色々と教えて頂きました
平安の書では、三筆、三蹟の臨書や仮名の作品が多く展示されていました
三筆とは、日本の書道史上の能書のうちで最もすぐれた三人の並称であり、平安時代初期の空海、嵯峨天皇、橘逸勢を指し、そして三蹟とは、平安時代中期の能書家、小野道風、藤原佐理、藤原行成の三人なのだそうです
平安時代初期はそれまでの書風や書体から変化し、空海から始まり嵯峨天皇、橘逸勢の三筆により、単なる中国書法の模倣から脱皮し日本独自の書風が形成され、そして中期になると、大陸風の力強い書風に日本の風土に立脚した優雅典麗さが加わり、 かくて芽生えた新しい書風は小野道風を以って完成を見たそうです。
特に三蹟は後世まで大きな影響を与えたそう
そうした古典を繰り返し繰り返し臨書することで書体の美しさだけではなく、詩や文が持つ美しさ、歴史を知り学んでいくのだと思いました
心象書展へ伺い、とても勉強になり、そしてよい刺激を受けました
玉龍先生
今年もご案内を頂き、そして会場では色々と教えて頂きまして、誠にありがとうございました
来年も楽しみにしております
全日本書芸学院の皆様の更なるご活躍をお祈り申し上げます