イルカと、海へ還る日
ライフアドアの中村太一です
アドアの本棚には沢山の本が置いてますが、先日ボスが新たに色々な本を持ってきてくださいました
その中でお気に入りの一冊をご紹介します
ジャック・マイヨールの「イルカと、海へ還る日」です
ジャック・マイヨールと言えば、人類で初めて水深100mに達した伝説のフリーダイバーであり、映画「グラン・ブルー」のモデルとしても有名ですね
グラン・ブルーもよい映画なんですけど、その話しはおいといて。。
この本は、自らの半生を綴った膨大な著書をまとめられたもので、1匹のイルカとの運命的な出会いから始まり、フリーダイビングへの挑戦。海と一体になり、イルカへと限りなく近づいていったジャック・マイヨールの自伝的エッセイともいえる一冊です
海で溺れた経験があり、海に対する恐怖心がある私ですが、この本を読んでいると、なぜか青い海に憧れ、潜ってみたくなります
と言っても泳げないのですが
さておき、人間が素潜りで水深100mを超えるということは、それまでの生理学や医学的な人間の身体の可能性についての常識を覆すことであり、ジャック・マイヨールは自らの体で証明したのであります
現在、フリーダイビング「コンスタント・ウィズ・フィン」という種目での世界記録はなんと128m
日本人プロフリーダイバーの篠宮龍三さんは115mを記録されています
110m超を記録しているダイバーは世界でもわずか7人なんだそうです
100mを超える海の危険。
プラス1mが命取りになることもあり、常に死と隣り合わせで、極限の状態では忍耐や根性が通用しないそうです。
常人には計り知れない領域であります
ジャック・マイヨールが成し遂げた偉業は、次の世代へと受け継がれ、さらに記録が更新されていることが素晴らしいことですね
本を読んで、人間や生命、海について深く考えさせられました
すべてが同じブルーに包まれる深海、グラン・ブルーと呼ばれ、太古の昔、人間の祖先が住んでいたであろう世界
とても惹かれます
水深2mで恐怖を感じる私も少し潜ってみたいと思いました
ぜひ読んでみてください