東寺 生身供
ライフアドアの中村太一です
じめっとした梅雨の季節ですが、わりと涼しく過ごしやすさを感じます
晴れの日の朝は清々しく、久々に朝活をしてきました
今回は東寺へ、お舎利さんと親しまれている東寺 生身供に参拝してきました
まず初めに生身供とは、毎朝6時から、一の膳、二の膳、お茶を弘法大師さまにお供えされる法会で、平たく言いますと弘法大師さまのお食事でございます
高野山奥の院に入定なされ、奥の院でも毎朝生身供が行われていますが、「身は高野、心は東寺に納めおく」というお言葉があり、東寺でも毎朝、弘法大師さまの住房だった御影堂で行われています
6時前になりますと、地元の方々が集まってこられ、中には観光で来られている方もおられました。参拝されるほとんどが地元のおじさん、おばさんで、私も後に続いてお参りさせていただきました
御影堂の中に入ると、皆さん座る場所が決められているようで、横一列に並んでおられ、新人の私は隅の方で控えめに座り、ほどなくすると皆さんによるご和讃が始まりました
そしてご本尊、弘法大師坐像が開帳され、二人の僧侶が順次食事を運んでこられます
和讃が終わると続いて般若心経が始まり、最後に僧侶があらわれ弘法大師さまが唐より持ち帰った仏舎利を一人一人の頭の上と両手にお授けられ、お釈迦さまの徳と無病息災のご利益をいただけます
新人で一人できている私に途中、隣に座られていた地元のおばさまが仏舎利の授かり方を教えてくださったり、飴をくださったりとても親切にして頂きました
帰る前にお礼を言って少しお話したのですが、もう10年も毎朝お勤めされているそうで、皆さんの信仰心と地元の人達に親しまれ大切にされているんだなっと感じ、よい一日の始まりでした
またお舎利さんへ行ってみたいと思います
東寺にも蓮の花が咲いていて、朝の清々しい空気の中に、美しく花を開いていましたよ