Blue Potential
ライフアドアの中村太一です
「明けたかと思ふ夜長の月あかり」とは夏目漱石が詠んだ俳句ですが、秋の長夜、読書をしたり、映画を観たり、お酒を飲んだり楽しんでおられるのではないでしょうか
先日もつい夜ふかしをしてDJ、ミュージシャンであるジェフ・ミルズの「Blue Potential」というライブが収録されているDVDを観ました
ジェフ・ミルズとフランスのモンペリエ国立管弦楽団との共演で、2005年に南フランスにあるローマ時代の水道橋の遺跡「Pond Du Gard」のユネスコ指定20周年記念として行われたライブパフォーマンスが収められています
ジェフミルズにとってオーケストラとの共演は初の試みであり、多くのリハーサル、打ち合わせを行い綿密に練られた演奏は、ジェフ本人が発展させて来たテクノミュージックとヨーロッパの美しいアンサンブルの伝統を見事に融合されています
ぞくぞくするような緊張感と無限の宇宙を感じさせる音楽性、そして美しい映像が素晴らしく感動であります
ジェフ・ミルズのThe BellsやThe Marchという名曲群からAmazon、Sonic DestroyesといったUR時代の作品まで演奏されていて、トマ・ルッセルによって編曲されたライブアレンジもよく、なによりモンペリエ国立管弦楽団の素晴らしい演奏に鳥肌が立ちます
Blue Potential(葵い可能性)とは、我々人類が辿り着いたことのない2つの未開の場所を表し、遠く離れた宇宙と海の底の深海、この2つの場所を見据えることによって、我々は人類の存在自体を見い出すこととなるというメッセージが込められているそうです
では最後に「Blue Potential」より名曲「GammaPlayer」の動画をご覧下さい