世界遺産 キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々

世界遺産 キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々

ライフアドアの中村です。
只今、京都文化博物館で開催されている、「世界遺産 キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々 」展を観てきました。
展覧会では、ロンドンにあるキュー王立植物園が所蔵する20万件を超えるボタニカルアートの中から、貴重な植物画や工芸品など約150点が紹介されていました。
(写真はネットで紹介されていた画像をお借りしました)

世界遺産 キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々

世界遺産 キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々

世界遺産 キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々

世界遺産 キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々

17世紀から現代までの作品が展示されていて、様々な植物が描かれているのですが、そもそもボタニカルアートってなんなの?という疑問が生まれます。
僕は単に植物を描いた絵画かと思っていましたが、元々は植物学者たちが研究成果の記録用として描いたものであったり、植物図鑑のために描かれたものだそうで、植物を学術的に研究する上での絵なんだそうです。
僕は植物が好きなので、その時代や研究者の背景を知れることがボタニカルアートを観ていて面白いと感じました!
植物好きには必見の展示であります。


そして、同時開催されている「江戸の植物画」展も続けて会場に入ることができたので観てきました。
僕は、どちらかというと江戸の植物画の方が興味があり、楽しみにしていたのです^^;
日本の園芸は江戸時代に大きく発展をとげ、学者たちによって研究されていたそうで、植物へのあくなき探究心は、絵画をはじめ文化芸術にも大きな影響を与えています。
独自の植物への美意識を感じさせられ、芍薬図巻や百椿図巻など観ていると、繊細なタッチと色彩の美しさにうっとりさせられます。
パンフレットに書いてあったのですが、いつの世も変わらぬ人の植物への好奇心、植物を通じて表そうとした生命への愛情というものを感じさせられました。




植物の歴史を知り、ボタニカルアートに魅了される良い展覧会でありました。
6月26日(日)まで開催されているので皆さまもぜひ行ってみて下さい^^