森見登美彦
LIFE ADOREの山本です。以前にみうらじゅんさんの「色即ぜねれいしょん」を読んで、京都の街中がたくさん出てきたと来店されたお客様にお話していたら、森見登美彦さんの本を薦めて下さいました
森見さんの本にもたくさん京都の地名が登場します
最初に薦めて下さったのは「夜は短し歩けよ乙女」という作品でした
早速、森見さんの作品を読み始めたのですが、お薦め頂いた本以外に「太陽の塔」「四畳半神話大系」の計3冊を一気に読む―友人に薦めたくなる―貸すという、自分でも驚く程に森見ワールド中毒症状でした
全て舞台は京都。主人公はそれぞれ別人だけど京大生。
脇役達は個性豊かな濃いキャラばかり。
百万遍交差点に吉田神社、下賀茂神社の納涼古本市、夜の木屋町、鴨川デルタ、鴨川のカップル等間隔の法則…等など。
分かる
あるある
って思って、京都の街を想像して文章を辿っていたら、いつの間にか非現実な森見さんの妄想ワールドに入ってしまっているという不思議なファンタジー小説です
この技法をマジックリアリズム(魔術的リアリズム)というのだそうです。
意味は日常にあるものが日常に無いものと融合さした作品に対して使われる美術表現技法。
正に魔術でした
魔術によって虜でした。
「太陽の塔」では日本ファンタジーノーベル大賞を受賞され、「夜は短し歩けよ乙女」は直木賞の候補にあがり、山本周五郎賞を受賞され、舞台化もされています。
そして「四畳半神話大系」は4月よりフジテレビで深夜アニメ化が決まっているそうです
イラストはアジアンカンフージェネレーションのCDジャケットでお馴染みの中村佑介さんが担当されているとのことで、私は好きなイラストなので、それもまた楽しみです
しかし、テレビ無し生活中の身です
いかにしてこのアニメを見ようか思案中のまだまだ森見中毒中の山本でございました。