ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
テレビ無し、DVD生活中の山本です。私がそんな生活をしていると知って、お客様がお勧めの映画を教えて下さいました。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
セルジオ・レオーネ監督。
ロバート・デ・ニーロ、ジェームズ・ウッズ等が出演する、アメリカの禁酒法時代のニューヨークを舞台にしたユダヤ系ギャングの4時間近くにも及ぶ大変長い物語。
友情・愛・裏切り…たくさんの事柄が凝縮されて交差する。
音楽も時代の変化も場面転換も素晴らしかった。
配役もすごくマッチしていた。
子供時代を演じた役者とその大人時代を演じだ役者が違和感なく観ることが出来た。
青年期を演じたデニーロが老年期も演じていたがそれも違和感が少しもない。
私はデニーロの映画を正直観たことがありませんでした。
あんなに有名なのに…
ゆっくりと場面を映し出す沈黙の多い映画で、目で語る場面が多かったのも印象的です。
エンニオ・モリコーネの楽曲も英国アカデミー賞の作品賞を受賞しているだけあって、存在感はありながらも心地よく場面に溶け込んでいました。
あんなに長い映画を見たのも初めてだし、観終わったあとに何か得体の知れないものがゾワゾワと心引っかかる気分になったのもはじめてでした。
監督セルジオ・レオーネが10年もの歳月を奉げて出来た映画だそうです。
本当は9時間にも及ぶ大作だったで、それをどうにか4時間以内にまでまとめたとか。
まだまだ私なんかには理解しきれていない部分がたくさんあるのではないかと思えるほど、深い、色んな事を思う映画でした。
どちらかと言えば邦画を観ることの多い私は、勧めて頂かなかったらこの映画に一生出会うことは無かったかもしれません。
ほんとうに良い映画を勧めていただいたなぁと感じました。
日々、お客様から教えて頂く事は、ものすごくたくさんあります。
教わることばかりです。それに感謝しながら、少しでもお返しできるように、よりよいサービスの提供が出来るように日々努めたいと思っております。
いや~ほんとにお洒落なだけじゃなく一人一人の役にしっかりと個性が生きた隅々にまでこだわりを感じる素晴らしい映画でした。
是非観てみて下さい