若沖ワンダーランド
滋賀に変わった美術館があるのをご存知でしょうか??
広大な敷地を持つ立派な建物ですが、山の中にすっぽりと収まっているような佇まいが別世界に来たような風情を醸し出します。
スケールの大きい建物で独自の世界観が広がり一種の神聖な雰囲気を漂わせていますが、山の中にあるので周りの景色や山々が建物と一体になり相乗効果で美しい眺めをあらわしています。
他にこんな美術館を見た事がありません。
美しい滋賀の山々とそれを最大限に生かすように建てられた建築物が唯一無二の美しい世界を作り出しています。
設計のテーマは「桃源郷」だそうです。
テーマの通り、四季折々の彩りと共に別世界へと誘ってくれます。
設計のテーマは「桃源郷」だそうです。
テーマの通り、四季折々の彩りと共に別世界へと誘ってくれます。
今回私がここを訪れたのは今開催中の江戸時代の画家・伊藤若沖の展覧会「若沖ワンダーランド」が目的です。
伊藤若沖はある雑誌で「狂気の画家」と評されていましたが色鮮やかな色彩と独特な表現法でまさに他と隔絶された圧倒的な存在感のある画家です。
本展では初めて公開されるという「象と鯨図屏風」が目玉だそうです。
若沖については昨今人気が高まっている事もあり、ご存知の方も多いと思います。
好奇心旺盛な若沖らしく遊び心にあふれたまさにワンダーランドでした。
好奇心旺盛な若沖らしく遊び心にあふれたまさにワンダーランドでした。
私が行った時は紅葉が始まっており、所々色づいた樹がアクセントのようでキレイでした。
今はもっと紅葉している事でしょうね。
今はもっと紅葉している事でしょうね。
紅葉が見られる場所は京都には沢山ありますが、少し足を伸ばして滋賀にまで行かれるのはいかがでしょう。
車で行くのがお勧めですが、電車とバスを乗り継いでも行けます。
行くのにも少し時間がかかるのと、見て回るのにも割合時間がかかるので時間には余裕を持って行かれるのがよろしいかと思われます。
滋賀の桃源郷と若沖の魅惑的な世界に旅立ってみてはどうでしょうか