SLOW NUANCE

SLOW NUANCE

「SLOW NUANCE スローニュアンス」 渡邉俊夫著、松田美由紀監修

写真家の渡邉俊夫さんが松田優作を追い、撮り続けた写真集です。

現在、映画のスチールカメラマンなど写真家として活動されている渡邉氏が松田優作の熱心なファンで、プロの写真家になる前のカメラ小僧時代に個人的に優作を追っかけ続け、本人に気に入られて極めて近距離から松田優作という一人の人間を撮影し続けたオフショット+歌手活動もしていた優作を撮り続けたファンには堪らない一冊になっています。

また渡邉さんが書き綴っている文章も飾らない言葉で楽しめ、優作との多数のエピソードなども興味深く読めました。

松田優作という熱に引き寄せられた一人の人間のリアルな感情を充分に味わえます。
渡邉氏が優作にかけられた「撮るなら魂を撮ってみろ!」という言葉が熱いです。

LIFE ADOREに置かれていますが、松田優作ファンで無くとも熱く生きた男とそれを必死に追い、写真を撮り続けた男の軌道。
オススメです。

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