ポール・ニューマン 「ハスラー」
LIFEの杉山です今回ご紹介させて頂くのはポール・ニューマン主演 「ハスラー」です。
ビリヤードの腕は確かな若きハスラー、エディは15年間無敗を誇るミネソタ・ファッツに挑戦して敗れる。
リベンジをもくろむ中、傷心のエディはサラという女性に出会い互いに惹かれあっていく…
出演:ポール・ニューマン、ジャッキー・グリーソンほか
「ハスラー」は1961年度のアカデミー賞で8部門にノミネートされ、そのうちの撮影賞と美術賞を受賞。
モノクロ作品です
映画中のビリヤードプレイは殆ど役者本人達が行なっているらしく、エディ役ニューマンとファッツ役のグリーソンは伝説的なビリヤードプレイヤーであるウィリー・モスコーニから特訓を受けたようで、モスコーニ自身も映画にカメオ出演しているらしいです。
ビリヤードのプレイもさることながらニューマンがこれまた男前です
観る前僕はこの映画は主人公がビリヤードでのし上がっていくシンプルなサクセスストーリーだと思っていましたが、実際は人にとって勝利や敗北が何なのかを問いかける深みがありました。
案外、恋人の存在が重要で主人公の人生観に深く絡んでくるのにも意外性を感じました。
ちなみに続編のハスラー2は歳を取ったニューマン(エディ)がトム・クルーズ演じる若きハスラーを一人前にしようとする話でこちらもヒットしましたが、やはり僕は若き日のニューマンを堪能できる渋い内容の一作目のほうがお薦めです