松本大洋 ナンバー吾

松本大洋 ナンバー吾

松本大洋 ナンバー吾。
とても深い感銘を受けた大好きなマンガです。
作者は映画にもなったピンポンや鉄コン筋クリートなどが有名な松本大洋。

好きなんですてれてれ
遙か未来、環境も価値観も壊れたいま人類の希望の星は9人からなる「虹組」。
その絶大たるカリスマ性を持つ虹組を頂点にした国際平和隊が人々の生活を守っている。
虹組のメンバーはそれぞれナンバーが与えられ、そのナンバーで呼ばれる。
ある日、メンバーの一人、ナンバー吾(ファイブ)が一人の女を連れ去り逃亡を図る。
周囲は彼を反逆者と見なし虹組のメンバーが一人一人暗殺に送られる…。
メンバー一人一人が個性的で魅力的、それぞれが様々な思惑やしがらみ、権謀に縛られ踊らされその人間くささにグッときた所をナンバー吾の非人間的な正確無比な銃弾に打ち抜かれる。
松本大洋の圧倒的な絵と構成力、語られる言葉と語られない言葉の間の重み。
全てに完全降伏、打ちのめされますOK!2

松本大洋 ナンバー吾

画集のような絵だけでも楽しめるのに重厚なストーリーにどんどん引き込まれ一体どこに連れて行かれるのか…と未知の体験をするようでした。
なんでこんな愛らしい絵が描けるんだろう…。
でもただかわいいだけじゃなくて。
最終巻の表紙が好きです。今までのはこれのフリだったのねと。
松本大洋の最新作の「竹光侍」も面白いですきらきら