Limelight ライムライト
先日にお店で購入している雑誌に目を通していたら、NYのチェルシーにある古い教会跡を改築した「ライムライト・マーケットプレイス」というアパレルや化粧品、アートグッズなどを取り扱い、スイーツなどを楽しめるカフェも併設しているショッピングモールが5月に開店したという記事を発見しました。
チェルシーといえば数年前よりオサレスポットとしてアーティスティックなショップなどが増えているように聞いております。
場所は20丁目と6番街の角なのですが、この教会は80年代初頭より数年前までその名も「Limelight ライムライト」というナイトクラブが営業をしておりました。
ここ最近はもっぱら日本の旅を楽しんでおりますが、今も昔も自分はNYという街が好きであります。
数十年前は度々遊びに行っていたのですが、このライムライトにも出向いた記憶があります。
当時、ある意味ベタなクラブではあったのですが当時の人気店でもあり、有名無名、大小問わずにナイトクラビングしておりましたので現地で合流して遊びに連れ回してくれていた知り合い達に「今日は面白いパーティーしてるYO!」という事で向かうことに。
もともと教会なので天井は吹き抜けで高く、暗い店内はゴスな内装のままでホールの中央?にDJブース。
DJは知らない人でしたが、アッパーでハードなHOUSE MUSICがビシビシ鳴り響いており、クラバーは踊る、お酒を楽しむ、大声で会話、ナイトハンティング中などなど様々な楽しみ方で遊んでおりました。
フロアの奥には別のフロアがあり、ラウンジというかメンバーのみが入場可能なそのフロアに続く細い通路の奥に進むと、異常にガタイの良いお姉様達が大勢いらっしゃって、私はその異空間の中で固まってしまっておりました。
ドラッグ・クイーンのお姉様は皆、きらびやかでエレガント。メイクも半端じゃない気合の入れ様。
中には顔を近づけてパチパチとウインクしてふざけてくるお姉様もいらっしゃる。
中には顔を近づけてパチパチとウインクしてふざけてくるお姉様もいらっしゃる。
知り合いはその店の空間の特殊な雰囲気を面白がって連れて行ってくれていたのでしょうが、そのような大勢のドラッグ・クイーンのお姉様達に遭遇したのは初めてであったのでどの様に振舞っていいのかも分らず、思考停止した幼児みたいになっておりました。
慣れる時間も無いまま数分の間、その部屋におりましたが「次の店に行こう!」と声を掛けられて後にしました。
帰り際にはお姉さんにペローンとお尻を撫でられましたが、抵抗する事も無く出口へ向かいました。
当時の自分には充分に刺激的でしたが、こんな私の与太話、いかがでしたでしょうか?
写真は有名なRuPaul姉さん。