宗徧風 イップクイカガ

宗徧風 イップクイカガ

LIFE ADOREのイチエンルミです
以前登場して頂いた、MEKIKKIの野下サンに最近とてもカジュアルなお茶の本「宗徧風 イップクイカガ」をお借りし楽しみながら読ませて頂いております

まだ全部読み切っていないのですが、とても興味深くじっくり味わいながら見ています
皆さんはお茶を経験された事がおありでしょうか
私は以外と生活の身近にお茶でいっぷくがありました

小さい頃は母が昔習っていたそうで、お茶会ごっこでお茶をたててくれたりしました
高校生の時は友達が茶道部だったのでよくお茶を頂きにお邪魔したり、姉が高校卒業後から現在もずっと茶道教室に通っているので、たまにお茶会に同行していました
こんな感じで、自分は常に頂く方で茶道は詳しくないのですが、奥が深く美しいものと感じます

色んな流派があったり、しきたりや作法で堅苦しいイメージもありますが、着物と同じで新しさもしきたりも何だかんだで上手い具合に共存するものでは…
とこの本を見ても思いました

宗徧風 イップクイカガ

お茶の作法や茶碗等の事も書いてあるのですが、楽しみながらお茶の世界を知れる一冊でした 

初めて知ったのですが、本当のおもてなしは碾茶の茶葉を石臼で挽く事から始まるそうです
それが大変な作業で、濃茶5人分30グラムを挽くのに、なんと2時間もかかるのだとか

宗徧風 イップクイカガ

「最後のご馳走として味わうべきものは、物理的な茶の味ではなく、計り知れない亭主のご苦労と、茶席の空気…」
この一文でお茶を頂に行きたくなります。 

美味しいご飯屋さんは沢山ありますが、高くても安くても人の心を感じられるものを口にした時、またそれがとても自然な形で伝わってきた時に、味だけでは買えない価値を感じます。
たまにお客様にお話するのですが、私は旅館好きで、惹かれる旅館には高額でもお金を貯めて泊まったりします 

またブログでも紹介したいなとも思っているのですが、そんな旅館もそういった価値があって人やお店に惚れるのでしょうね