ボストン美術展
LIFEの岡本です
今月末まで京都市美術館でボストン美術展が開かれてますね
私はまだ見に行けてませんが…今回は私の好きな絵画
高校生の頃位から絵画や美術に興味を持ち、個展や美術展などを見に行っていました。
ゴッホ、モディリアーニ、シーレ、ビュッフェ、ドガ、クリムト。
画家や作品には私がステキ
と思うものが沢山あり1人1作品を選ぶ事は出来ませんが、中でも1番頭から離れず、その頃からずっと部屋に飾っているのがこの作品
【チルド&バード】
あまり有名な作品ではないのでご存知無いかとは思いますが、描いたのは若き頃のパブロ・ピカソ
そしてその後出会った、もう1つ彼の作品。
【2人の芸人(アルルカンと連れ)】
もちろん誰もが知るピカソ。
しかし【ゲルニカ】のようにキュビズムや幾何学的形態、といった印象が強く持たれている事が多いですよね。
でも彼の作品達は、ホントに全部彼1人の作品
と思えるほど、かなり多種多様で驚かされます
因みに私が前回書いた、ブログのスプーンを載せた写真のディッシュ・コースターも彼品です
そして何よりやっぱりそんな彼の人間像が好き
画家の多くは、貧困、自虐、病、死後の脚光などダークな人生を追えているイメージで切ない
ピカソは芸術家の父を持ち、10歳でその才能を発揮したまさにサラブレッドですが、王子様とは掛け離れたスペイン産まれの陽気な青年は、女好き、タバコ好き、そして何より美術を愛し、その生涯を一秒残らず作品作りに費やせた幸せな人
次々に女性を変え、68歳にして4人目の子を持ち、80歳で最後の結婚。
92歳で亡くなる直前まで作品作りに没頭した。
バイタリティーに溢れ、エネルギッシュで人間臭い、それでいて雲の上の人
先にも書いた、【ゲルニカ】を製作中の事、ピカソの子を持つ女性と同棲中の彼女がハチアワセ
どちらを選ぶのかと問いただされ、ピカソは「僕は物事を選ぶ事には全く興味が無いんだ。どうぞ気の済むまで争っておくれ」と陽気に筆を走らせていたそうです
ん~彼なら許せますね
その他にもピカソらしいエピソードはどれも計算や悪意の無い純粋な少年の様で心奪われます
もちろんその後もピカソは多くの女性に愛され、芸術に愛され、家族に愛され、そしてまだまだこれからも沢山の人に愛され続けるのですねやっぱりステキすぎですっ