東寺
LIFE ADOREの山本です
今の季節は京都の色々なお寺で秋期特別公開が行われていますね
普段見れないものが見れるという好奇心に駆られて、今回向かったのは『東寺』
紅葉はもう少しのようです
東寺は私の生まれ育った地元にあり、小・中・高の全ての校歌に登場するぐらい昔から馴染みのあるおてらです
しかし、定期市の弘法さんに行くぐらいでした
『東寺』は、平安京遷都とともに建立された国立の寺院です
嵯峨天皇によって、弘法大師空海に託されて、日本ではじめての真言密教の根本道場となりました
平成6年には世界遺産にも登録されています
『東寺』と言えば、やはり五重塔
五重塔の初層内部も特別拝観出来、塔の中に入る事が出来ました
五重塔は高さ約55メートル
木造の建造物として日本一の高さだそうです
そのため雷が落ち易く、これまでに4度も落雷による焼亡をへて、現在は今から400年前に造られた5代目の塔です
度重なる焼亡のため、火に対抗する水と馴染みの深い龍が四方の扉の柱には描かれていました
落雷による焼失はあっても地震による倒壊はこれまでの記録に無いらしく、地震のエネルギーを接合部が吸収して弱める耐震構造をしているそうです
地震に備えたのか、たまたまなのかは分かりませんが、凄い事です
そして、私が会いたかったのは塔の屋根を支えている邪鬼
写真ではあまりよく見えないのですがとてもユーモラスな表情をしています
五重塔の他には金堂・講堂・宝物館・観智院が特別拝観出来ました
金堂には重要文化財の薬師三尊と十二神将
講堂には21軀の仏像による立体曼荼羅
宝物館では、国宝十二天屏風と密教工芸
観智院では、宮本武蔵筆の「鷹の図」「竹林の図」、五大虚空蔵菩薩像、愛染明王像、お庭や書斎を見る事が出来ます
長年、東寺のすぐ近くで育って来たのに、こんなにも多くの国宝や重要文化財が保管されていたとは驚きでした
京都に住んでいながら京都の事は知らない事がまだまだ多いです
こんな本を見つけて買ってみました
まずは身近な『東寺』から知ってみようと思います
秋期特別公開に行ける限り足を運んで、知らないものを吸収出来る秋にしたいです