ミーナの行進

ミーナの行進

以前、クリスマスの時期にお客様から頂いた本ですサンタ
小川洋子「ミーナの行進」
小川洋子さんは映画にもなった「博士の愛した数式」が有名です。
本のお好きな、とても素敵なお客様と「博士の愛した数式」を読んだ、という話をしていたらそのお客様が「小川洋子さんの本で、私はこれがとても好き」と勧めて下さり、なんと後日わざわざ新品を買ってきて下さり私にプレゼントびっくりきらきら
とてもあたたかい気遣いに、感動してなんだかもったいない気がしてなかなか本を開けられませんでしたてれてれ
会った事のない伯母さんの家に預けられる事になった朋子。
初めて会う伯母さん一家、そして豪華な邸宅。
なんとペットはカバのポチ子。
たった一年の、でも時が経てば経つほど光輝く宝石のようなあの芦屋での日々。
オススメして下さった通り、優しくもおかしい不思議な魅力に満ち溢れたとってもステキ光るハートな一冊でした。
伯母さん一家の家族構成やお金持ちっぷりにどこか非現実的なムードが漂いますがそれが大人の童話のような主人公の冒険物語に一緒に同行するような不思議な感覚になります。
そしてなにより出てくる人達全てが魅力的。
ひとが何気なくもとてもあたたかく、主人公に寄り添っていきます。
絵本のような、愛らしい挿し絵も魅力的かわいい

ミーナの行進

作中には主人公の愛すべきいとこ、ミーナが考えたお話しが差し挟まれますが、これがまたいいきらきら
こうやって作中に登場人物の作った童話が差し挟まれる、というのでいしいしんじさんの「ぶらんこのり」を思い出しました。
この本も友達からプレゼントされた大好きな本です。
この時期にまた読み返して、また感動して今これを書いています。

本を下さったお客様には本当に感謝です。

ありがとうございます平謝り
是非またステキな本、教えて下さいねリボン
本好きは本を贈るのも贈られるのも大好きだと思います。
なぜなら読んだその本についてまた話せるから、その時間がまた楽しいのですキャラ万歳

ミーナの行進

本が売れない今だからこそ、本を贈られる喜びを大事にしたいと思いますクリスマスツリー