イノセント・ボイス 12歳の戦場

イノセント・ボイス 12歳の戦場

LIFEの杉山ですサボテン
先日スカパー!で「イノセント・ボイス 12歳の戦場」という映画を観ましたうれしい顔
1980年代、中南米エルサルバドル。
そこでは政府軍と反政府ゲリラ組織FMLNが泥沼の内戦を繰り広げていました。
11歳の少年チャバは父親が家を出て行ってしまったため、母親と姉弟を守らなければなりません勝ち誇り
繰り返される銃撃戦に怯えながらも姉弟を守り強く精一杯生きるチャバ。
その子たちを絶対的な愛情で育てる強い母親。
一寸先を死が待ち構える中で少年たちは友人たちと遊んだり、家族と笑ったり、恋をしたりと幸福な時間も過ごしています。
その光と闇の対比がまた胸を打ちます。
そして少年たちは12歳になると政府軍に徴兵されてしまいます。
チャバもまた12歳になろうとしていました。
あまりに過酷過ぎる現実に、観ていて心がヒリヒリしてきますかなしい顔

イノセント・ボイス 12歳の戦場

この作品はロサンゼルス在住の俳優オスカー・トレスがエルサルバドルから14歳でアメリカに亡命するまでの少年期を脚本にして、その自伝にメキシコ出身の監督ルイス・マンドーキが心を揺さぶられて映画化に至ったという実話を元に作成されたものらしいですビデオカメラ
12年間にも及ぶ内戦は7万5千人の犠牲者、8千人の政治的失踪者、100万人近い亡命者を生んで、この作品のように多くの少年たちが軍に徴兵されていったそうです。
現在も30以上の紛争地でおよそ30万人の子供たちが兵士として働かされているそうですおこった顔

イノセント・ボイス 12歳の戦場

なかなかヘビーな映画でしたが、リアルな設定が胸に沁みる一本でした。
重いテーマの中にもユーモアも散りばめてあり、テンポよく観れた気がします。
ご興味がおありの方は観てみてくださいね星2