埋もれ木
世の中に素敵な映画素晴らしい映画数あれど。
私はあまり映画には詳しくないですが、それでも好きな映画は沢山あります。
その中でナンバーワンというとなかなか選べないのですが、何年も前に見た映画なのですがいまだに胸に強い印象を残している作品があります。
優しく淡い空気と美しい映像、郷愁を誘う風景。いつまでもいつまでも胸に残していたい特別な映画です
小栗康平監督「埋もれ木」
舞台は山に近い小さな町。
主人公は女子高生のまち。
仲の良い友達とおとぎ話のような夢のような物語を作りリレーして遊ぶことを思いつく。
そしてその町に住む大人たちのそれぞれの物語。
この二つの物語が関わりのないまま進み出す。
そんな折、町の崖が大雨で崩れ埋もれ木が発見される。
埋もれ木とは火山噴火により地中にそのまま埋もれた古代の森。。
埋もれ木の森に町中の人々が集いカーニバルが始まる。
それぞれの夢をのせて…
とにかく山々の風景や町の描写、映像の数々が美しくて見入ってしまいます
登場人物も様々、魅力的な人々が淡々とすぐそばに息吹きを感じるような染み入るような存在感を出しています。
ふわふわと漂うようなストーリーはおとぎ話のようで、でもなぜか涙が出るほど懐かしい。
浅野忠信好きの私は、この映画について何も知らず忠信が出ると言うだけで見に行ったのですが本当にこの映画に出会えて良かったと心から感謝しました
今は無き滋賀会館に見に行ったのも良い思い出。
それからも沢山の素晴らしい映画に出会いましたが、この映画は自分にとって特別です。
いつまでも大切にしまっておきたい、宝物のような映画です
この素晴らしく美しいロケ地は三重県だとの事。いつか埋もれ木も見たいものです