京都夏祭りのひ・み・つ
LIFE ADOREのお祭り大好き山本恵子です
「KYOTO」という雑誌の「京都夏祭りのひ・み・つ」とうい号を購入いたしました
祇園祭や六道参り等の京都では有名な夏のイベントごとが特集されているのですが、「ひ・み・つ」と言うだけあって京都に住んでいながらも知らなかったお祭の事がたくさん載っていて勉強になりました
今回は、もうすぐ16日に行われる「五山送り火」に注目です
子供の頃から「送り火」の日になると近所の高いマンションの屋上に登らせてもらったりして眺めていた、慣れ親しんだ行事ごとではありますが、理解していたのは「お盆に還ってきた先祖の霊を冥土に送る火」だという事
昨年は大文字の御摩木の墨のお話を聞いて夜行登山を行ったのですが、まだまだふか~いんです
そもそも、大文字の送り火は村人の小さなお盆行事だったのだそうです
そのため、あまり資料が残っておらず詳しい起源は分かっていないのだとか
当初は京都のあちこちの村々が京都の山に火を燈していて、明治時代には「十山送り火」だったそうです
なんかビックリですね
現在の五山に加えて、北区の市原に「い」、右京区の鳴滝に「一」、北嵯峨に「蛇」と「長刀」、位置のはっきりしていない「竿に鈴」の十山です
そんな京都見てみたいな~なんて妄想しちゃいます
明治時代に近代化を理由に先祖の霊や悪霊という考えを否定するため10年間の禁止期間を経て、解禁されたものの資金不足などの理由により現在の五山になったそうです
しかし、皆様実は「五山」ではなく、「六山」だという事実をご存知ですか
私は今の今まで知りませんでした~
「妙・法」は遠くから見たら並んで見えるけど、実は別々の山で「妙」が万灯篭山、「法」が大黒天山なのだそうです
ちなみに、昨年に右の大文字夜行登山をしましたが、私のマンションのベランダからは「左大文字」が見えます
「船形」もチョロッと見えます
今年の大文字送り火の日はお店の営業日なので燃えているところは見れませんが、毎朝きれいに刈り込まれた「大」の字を見る度に心が洗われる気分になるのです
16日の点火は、「大文字」20:00~「妙・法」20:10~「船形」「左大文字」20:15~「鳥居」20:20~だそうですよ
皆様、京都の夏の夜の山に耀く「送り火」を見て先祖に思いを馳せてみてはいかがでしょうか
京都の夏の風物詩をお楽しみください