ヤン・シュヴァンクマイエル
LIFE ADOREの山本恵子です
夏と言えば、怪談とか聞きたくなってしまったりしますよね
正直、私は苦手なのですが…先日、本屋さんで怪し~い空気を漂わせた表紙の一冊の本が目に止まりました
その名も『怪談』そのまんまです
表紙の絵の怪しさに思わず手に取りました
中に書かれているお話は、ラフカディオ・ハーンこと、小泉八雲の『耳無し芳一』や『雪女』等の聞き覚えのあるものばかり
そして、私の目を釘付けにしたのはヤン・シュヴァンクマイエルの絵でした
洋画に日本画の妖怪をコラージュしたもので、妙に不気味な絵です
お話と全く関係の無い絵に思えるのに、読みながら絵を見ていると何かマッチするような、夢の中の映像を見ているような、変な感覚に陥るのです
新鮮な感覚でした
しかし、それがまた不気味
ラフカディオ・ハーンも西洋と東洋を生きた人とも言われ、西洋人でありながら日本研究家でのちに日本国籍をとり「小泉八雲」と改名をしているのです
だからこそ、ヤン・シュヴァンクマイエルの洋画と日本画の融合した絵が妙にマッチするのかなと思いました
そして驚いた事に、実は、ヤン・シュヴァンクマイエルの絵の書かれた本を私は偶然にも持っていたんです
それは、お店に入社し初めの頃にボスに頂いた、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』その本の挿絵もヤン・シュヴァンクマイエルが担当されていました
どうやら私は、ヤン・シュヴァンクマイエルの描く不思議の世界が好きみたいです
映画監督もされているようで、今月の末に新たな作品の上映が始まります
見てみたい
京都文化博物館ヤン・シュヴァンクマイエルの不思議で不気味な世界にご興味のある方は是非行ってみてください
私はきっと行きます
アッツい夏にラフカディオ・ハーン×ヤン・シュヴァンクマイエルの『怪談』で不思議の世界にトリップするのもオススメですよ