シュレディンガーの哲学する猫
昔読んだ本ですが、ふとした折に思い出して再度読み返しました。
竹内薫 竹内さなみ「シュレディンガーの哲学する猫」
以前ブログで書いた茂木さんの本「あなたにもわかる相対性理論」の中に“シュレディンガーの猫”と言う思想実験の事が書いてありその本の熱が冷めやらぬ内でしたのでこのタイトルに惹かれ購入。
この本は大人の為の哲学入門書として書かれたよう。
シュレ猫という時空を超える謎の猫に様々な偉大な哲学者達の魂が乗り移り文筆家の「私」と対話する・・という不思議な本です。
哲学・・というと、なんとなく難しい、近寄りがたい・・
というイメージなのですがさすが入門書だけあって「哲学ってこんなに面白いのかと思ってしまえるから不思議
こんな題名も。内容も、シュレ猫と私のストーリー的な部分と哲学者達の考えを分かりやすく解説してくれる部分がありさくさく読めます
サルトル、ニーチェ、ハイデガー、小林秀雄・・他にも沢山の哲学者の思想に触れられます
私のような浅学な人間でも深遠な知識に少しでも触れられたような気になります
分かったような気になってしまうんですけどあくまで入門書・・哲学を学ぶにはまだまだこれからなんでしょうね
最近、新訳ニーチェが売れているそう。
意外ですがそれもまた面白いなあと思います。
「シュレディンガーの哲学する猫」より一つ引用を。
哲学というのは、本当は身近なもので、子供のころの純粋な心で世の中の不思議を問うことにほかならない。