十二国記
昔からシリーズ物が好きなんです
最近は新しく本を買っていなくて、持っている物を読み返しているのですがヤッパリこれ、好きだなあ・・と思ったのが小野不由美「十二国記」シリーズ。
この自分達のいる世界を蓬莱、はるか彼方にある国として全く別の世界、十二の国がある世界を舞台として話が進むシリーズです
その十二の一つ一つの国にはそれぞれ王がいて国を統べます。
王は不老でほぼ神に近い存在ですが道に外れると国が乱れ妖魔が人を襲い不老の命も失う・・。
仙人がいてまた妖魔がいる。
ファンタジーですがその割に魔法のような都合のいいものは出てこないのでご都合主義が苦手・・という方にもいけるのでは。
むしろ話の内容が厳しすぎてもっと優しくしてあげて・・と思ってしまいます
この本を知ったのはNHKでアニメ化していたのを見たからです。
アニメがあんまりにも独自の世界観を作り上げていて面白かったので原作に興味を持ち読んだのですがこれがまたアニメとは一味違う面白さ。
アニメは演出が上手く謎やミステリーの部分を盛り上げていたのですが原作ももちろんその部分はあるんですが更に人間の成長という根源的なテーマが深く描かれていて心に刺さる部分が多いのです
アニメはシリーズの一冊目、「月の影 影の海」を元にしたものですがシリーズはその主人公を軸にしながらも様々な舞台で話が進みどんどん重厚な世界が広がりシリーズ物好きの私にはたまりません
しばらく新刊が出ておらず続きが気になってたまりません
小野先生、がんばってー
新章、楽しみにしすぎてます。泰麒はどうなっちゃうの