Pen 神秘の海へ。
LIFEの杉山です
本屋さんで本を物色していたところ、雑誌『Pen』のバックナンバーを発見
2009年の夏に発行された『Pen 神秘の海へ。』を購入しました
表紙を見てグッときました
『「水の惑星」の知られざる世界 神秘の海へ。』
最近だんだん暑くなってきましたよね
もうすぐ暑い暑い夏がやって来ます
夏といえばやっぱり海というわけで、この涼しげなイカちゃんの表紙とそこから感じ取れる海の偉大な存在感に思わずレジに本を運んでしまいました
(本がパッキングされていたため、中身確認できず)
その内容はといいますと、色々なトピックがありましたが、面白かったもののひとつに『イカとタコの違い』を紹介しているものがありました
イカとタコの違いは足の数よりもその吸盤に違いがあるということに驚きました
どういうことかといいますと、タコの吸盤は中が空洞になっていて筋肉の収縮で吸い付く、いわばゴムの吸盤と構造が一緒ですが、イカの吸盤は吸盤の淵に歯がついたリングがはまっている形で、イカはこの歯で引っ掛けて噛みつくという構造になっているそうです
なので厳密には吸い付いているのはタコのほうでイカは噛みついているということになりますね
神様も微妙な違いを生き物に授けたものです
そのほかには海の王者、鯨についての記事も面白かったです
『海から陸へ』というのが多くの生物が辿ってきた進化の道筋ですが、鯨は祖先は陸に上ってまた海に還っていったそうです
それはいまから約6500年前の事だそうです
鯨の祖先はメソニックス類という足の短い犬のような外見の原始的な有蹄類とされてきたらしいですが、最近の研究では偶蹄目の仲間であるカバ科に最も近いということがわかってきたらしいです
河口付近で小魚や貝を食べて暮らしていた彼らは過酷な生存競争の末、餌が豊富な海に体が馴染んでいき、いつしか前足は胸ビレに後足は退化してなくなっていったようです
時間って驚くべき変化をもたらしますね
鯨は進化の道程での歴史の旅人なんですね