沢庵漬け
LIFEの杉山です
先日、実家に帰った際に沢庵漬けが食卓に出て思ったのですが、普段は自分で漬物など買うことは少ないのですが、実家では常備されている漬物に懐かしく思いを馳せたりしながら、沢庵という伝統的な日本の漬物が少し気になりました
うちの実家ではよく、沢庵を上の写真のように刻んでおろし生姜と胡麻で和えたものがよく出されて、これを食べると非常に懐かしい気持ちになります
土生姜のピリッとしてすっきりとした風味と胡麻の香ばしさに食欲がすすむんですよー
その昔、江戸時代に臨済宗の僧・沢庵宗彭が考案したという言い伝えがある沢庵漬けですが、他にも様々な由来が存在するようです
現在では様々な製法でアレンジされて、本来の製法で作られているのは一部らしいのですが、沢庵が黄色いのもそもそもは大根を日干し、塩を加えて漬けて水分を減らす事によって大根本来の味が濃縮され、塩味が加わり、米糠の中に存在する麹がデンプンを分解して生ずる糖分によって甘味が増すとともに、徐々に黄褐色へ染まっていくらしいです
他にも、よくお店とかでおかずに沢庵が二切れ付いて出される事がよくありますよね
この沢庵を二切れ出すという習慣は江戸時代から始まったといわれているそうで、侍が世の中の中心だった江戸時代に沢庵はおかずに欠かせない定番で、当時は侍に沢庵を一切れ、もしくは三切れだけ出すのはタブーだったそうです
それは、一切れは「人斬れ」に通じ、また三切れは「身斬れ(腹を切れ)」に通じると言われていたためであるそうです
そこから、沢庵を二切れ出すという習慣が生まれたというらしいですが、ただしこの理由は江戸を中心とした武家政権が確立された地区の習慣だとする説もあるみたいです
しかし関西では沢庵付けを三切れ出す事は縁起を担ぐ(三方)ものとされて関西の丼専門店ではあえて三切れの沢庵付けを出す店もあるそうです
いやはや奥深いですね~