嘘つきは恋の始まり
LIFEの杉山です
そう、ウィノナ・ライダーファンの杉山です
久々にウィノナ・ライダー主演の映画を観ました
スカパーでですけども
それは『嘘つきは恋の始まり』という映画です
しかも恋愛映画。ロマンチック・コメディという本作でありますが、僕にはヒューマンドラマの感が強く感じられて、そのあたりチャラくなくて好感が持てました
コメディっぽさはあまり感じられません
遺書の代筆を承るという仕事をしているエヴァン(ウェス・ベントリー)
一方、兄マットの自殺で悲しみに暮れるシャーロット(ウィノナ・ライダー)
マットに依頼され遺書を代筆したエヴァンはマットの葬儀に顔を出すのですが、そこでシャーロットに出会い、シャーロットに自分は作家でマットとは旧友だったと嘘をつきます
マットはエヴァンに遺書の代筆を依頼をした後で命を絶ったわけですから、シャーロットには自分が遺書の代筆したなんて、自殺に加担していると思われるし、とても真実は言えないわけであります
そんな事も知らないシャーロットはエヴァンに好意を抱き、やがて2人は恋に落ちるのですが...
嘘を抱えながら付き合う2人がお話のメインなのですが、正直ダークな仕事の中で葛藤を感じながら、お互いに仕事を進めるエヴァンと仕事の依頼者の関係性のほうがこちらに訴えかけるものも多く感じられました
死期が迫り不安な精神状態の依頼者と、その死期が迫る人間に色を添える言葉が作品になってしまうエヴァン
複雑な中にお互いの信頼関係が生まれます
でもなかなかにダークなテーマを重々しく観せていないのはロマンチック・コメディというところなのでしょうか
う~ん、でもやっぱりコメディではないような気がいたします
そんなわけですが、肝心のウィノナ・ライダーの存在感は少し薄れてしまう部分があるにせよ、僕としては久々にウィノナ嬢が目一杯画面で演技している姿が観れて満足でした
ちなみに邦題は『嘘つきは恋の始まり』ですが、原題は『the last word』。
こっちのほうがしっくりきます