染屋5代目 田畑喜八さん
ライフアドアの山本です
先日『都をどり』に行ったブログを書かせて頂きましたが、私が行きたいと思った経緯がありました
家のポストに入っていた「府民だより」を何となく読んでいたら、都をどりの衣裳デザインを40年余担当されている染屋さんの記事が載っていたのです
染屋5代目 田畑喜八さん(77歳)です
都をどりの第1回、明治5年に衣裳デザインをされたのは喜八さんの曾祖父、そして祖父、父、現在の喜八さんへと受け継がれているのです
青地に肩から袖山までは基本形として京の春を表す枝垂れ桜が描かれ、裾模様は毎年変わります
昨年は、震災の復興を願い、荒波を乗り越えて立ち向かう宝船が描かれました
今年は、昔話では雨や雪から身を守る役回りの「傘」をモチーフに花傘と縁起の良い宝づくし
毎年、青地といっても、年によって微妙に色味が変えられているのにも拘りを感じます
写真でも微妙な青色の差を観て頂けるかと思います
そして何と言っても、喜八さんの「着る人を最高に輝かせるのが仕事です。主役はあくまでも着る人。ですから作り手である自分を主張したらあかん、作り手は黒子に徹すべき。だから私は作家と違う。染屋は染屋や。」という言葉に痺れました
かつて、一圓店長に「黒子に徹しなさい」と教えてもらった事を思い出しました
我々の仕事にも通づるものがあります
初めて行った歌舞練場や色んな物が新鮮で、興奮してパンフレット買わせて頂きました
何も知らなかった芸子さんや舞妓さんの世界をもう少し知って観たらもっと面白いものだろうと思います
そこに携わるスタッフさんなど、全てが一流で本当に素晴らしかったです
また観に行きたいなと思います