Wet Moon
LIFEの杉山です
だいぶ前に、こちらのブログで「SOIL」 という漫画をご紹介させていただきましたが、その作者であるカネコアツシ氏の新作「Wet Moon」が出ていたので購入しました
舞台は1960年代、龍海市という歓楽街。
そこで起こった猟奇的な殺人事件を追う巡査の佐田は本事件の被疑者である女を執拗に追いますが、彼は過去に頭部に傷を負っており、突然記憶が飛んじゃったりして、現実なのか妄想なのか、暗黒世界が佐田巡査の中をグルグル苦しめます
「SOIL」に引き続き、炸裂するパラレルワールドぶりは、とても不気味で魅力的です
あいかわらずブッ飛んでいます
とくに今回の時代設定と龍海市(熱海市っぽい)という舞台が、むせかえるような湿度と熱気を醸し出していて、作品の世界観をより怪しく彩っています
カネコアツシ氏の筆ペンによる独特な画風はとても味があり、その才能は多くのアーティストやクリエイターから賞賛を集め、CDのジャケットのイラストや映画監督など、幅広くその活躍の場を広めておられるようです
上の写真はカネコアツシ氏が手掛けたCDジャケットのイラストたちです
確かにかっこいい
漫画のほうですが、僕はまだ一巻しか購入しておりませんが、すでに二巻も刊行されているとのことで、早くまた本屋さんに行かねばと思っております
皆さんも夏の夜を涼しくするような狂乱のミステリー漫画、いかがでしょう