木村英輝さん
LIFE ADORE店長RUMIです
毎日の日々の中には、本当に様々なサプライズがあるものだと感じています
長年ご来店頂いているNさんとマンガの話をしている時に、Nさん「私の友達が「このマンガがすごい!2013・オンナ編」を獲ったよ」
私「それは凄い、何というマンガですか」
Nさん「穂積という名前の「式の前日」っていうマンガ描いているよ」という話から、祇園祭りの話に移り「穂積が京都に来た時に、鯉山鉾のお守りの威力は凄いと言ったら買って帰ってたんだけど、マンガ大賞貰えるとはね~」
と、そんな小話付きで穂積さん二作目の「さよならソルシエ」トークをしておりました
前置きが長くなりましたが、その数日後にご来店下さったマンガ好きのT様に、そのお話をしていたら「鯉山鉾の絵を描いているのは父なんです」との事…「ハイッ」
つくづく人との繋がりを感じます
そんなこんなで、京都は祇園祭で御座います
今回はT様のお父上であり「鯉山鉾」の鯉の絵を描かれているキーヤンさんこと、木村英輝さんの作品をご紹介させて頂きます
京都高島屋のお中元お歳暮のビジュアルでは、大胆な生命力を感じる向日葵の絵を描かれており、ウインドウで見られる向日葵の屏風絵にパワーを感じ、自然と笑顔になります
そして、現在7月1日から17日まで、京都高島屋では「祇園祭なう」と題された企画で、1階特設場にて「祇園祭絵図屏風」をご覧頂けます
是非機会がおありでしたら、見て頂きたいと思うのですが、こちらの屏風絵は1994年に木村英輝さんが「京都のために何か残したい」と描かれた18年越しのお披露目だそうです
繊細で、向日葵もですがエネルギーと想いの強さからか、動いている様に感じます
一つ一つ見ていたら、本当に楽しかったです
もう一つ、四条通りのウインドウで見ることが出来る「Red Jaguars」の屏風も独特ですね
なぜ豹なのかというと、祇園祭は当時都に流行した疫病を封じるために神輿を神泉苑に送って疫神の祟りを祓おうとしたことに起源します
「Red Jaguars」は静かに睨みを利かせながら厄を祓う姿の絵図だそうです
木村英輝さんのロックなエネルギーがきっと元気をくれますよ
木村英輝さんのホームページでは作品や、プロフィールなどが紹介されていますが、そちらに書かれている様に、60歳から始まった制作活動には、人生の生き方を考えさせられる刺激ある内容でした
機会があれば、作品展をされる時には是非行きたいと思います