加茂克也展 100HEADPIECES
たまには、美容師らしい話題を…
日本で最も有名なヘアメイクアップアーティスト、加茂克也氏。
美容師からはもちろん、その独創的でアーティスティックな世界観はあらゆるクリエイターからの注目を集めてやまない。
そんな加茂さんの国内外のファッションショーで使用された百点以上にもなるヘッドピースを集めたイベントが今、東京で催されています。
加茂克也展‘100HEADPIECES’
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加茂さんというとながらくジュンヤワタナベ・コムデギャルソンのファッションショーを手掛けておられるというイメージがあります。
世界の加茂さん、もちろん他にも数多くのブランドとお仕事されており、そんな第一線のファッションショーで使われたヘッドピースの数々と、加茂さんの創作現場であるアトリエを再現した空間、創作過程がわかるポラロイドブック、実際のファッションショーでの映像など様々な展示が楽しめるそうです
加茂さんは本当に日本が世界に誇るアーティストだと思うので、私ごときが語るのはおこがましいのですが、美容師なら誰でも一度は加茂さんの作品に釘付けになり目が離せなかった経験があるのでは、と思います
ヘアメイクアップアーティストは美容師の中でも人気のある憧れの職業。
しかしそれで成功を納められるのは本当に一握り。
そんな厳しい世界であそこまで絶賛され求められているなんて、ほんとに夢みたいな方なんです。
しかしその名声より何より彼の作品を見るとなんだか心が沸き立つのです
既成概念にとらわれず、髪の毛という縛りからも解き放たれたような自由な発想。型破りでありながらも、彼の作品からはあくまでも優雅な美が感じられてそのバランスにクラクラするのです
このヘッドピースの写真を見てもらっただけでも伝わるのではないでしょうか
そんな彼の作品を間近で感じられるこのイベント、東京なのが残念ですが…
ファッション関係の方、そうでない方も楽しめると思うのでもしお近くに行かれる方はぜひ
加茂克也氏…モッズヘア所属。
ファッション雑誌を中心に、広告やショーで幅広く活躍。
ジュンヤワタナベ・コムデギャルソンやアンダーカバーのパリコレクションを手がける。
2005年からは活躍の場を海外に広げVOGUEのイタリア、パリ版やニューヨークタイムズマガジン、デイズド&コンフューズドなどのモード誌やウォールペーパーマガジンなどのアート誌でも活躍、2008年以降はFENDIやCHANELのファッションショーやKENZOなどのキャンペーンビジュアルを手がける。
現在も東京、ニューヨーク、パリを中心にグローバルに活動。
(記事より抜粋)
インテリア特集の雑誌を買ったら、たまたま加茂さんのおうちも取材され載っていたのでですがこれがまたおしゃれ
ここはヨーロッパか、とまごうような…。
本当に骨の髄までアーティストなのだなと思いました
加茂さんを知る人はその柔らかな人柄を口にします。
作品の圧倒的な存在感からするとまた意外な気もしますが、その人間的魅力も加茂さんの引力のひとつなんでしょうね
会場:ラフォーレミュージアム原宿
会期:11月2日~18日
入場料:500円 作品集も同時発売