清水三年坂美術館
LIFEの杉山です
すっかりお正月気分も抜けて、気持ちは春を待ち侘びる今日この頃であります
そんなわけですが先日、はじめて清水三年坂美術館に行ってきました
現在、こちらの美術館には「刀の拵(かたなのこしらえ)」という特別展が開催されております
日本刀を保護するための外装である拵は、戦のない平和な江戸時代270年の間に、多彩な装飾が施されるようになったそうです
それによって美術品としての価値が高まり、各大名は競い合ってお抱えの刀装金工や蒔絵師達により良いこしを作らせたそうです
館内は撮影禁止ですが、展示されている刀たちはどれも繊細で美麗な装飾が施されていて、職人の仕事の繊細さとセンスがとんでもなかったです
本来の「人を斬る為の得物」は戦を離れて、趣味嗜好が反映された美しい芸術品として人々の目を楽しませたのですね
いやはや、その装飾の細やかさには息を飲むものがあります
あらためて、日本人の技術力は昔から素晴らしく、世界に誇れるものであったのだな、と実感いたします
清水三年坂美術館は、まさに観光地の三年坂にある美術館で、館内の広さもけして大きなものではありませんが、建物の2階に設けられた「刀の拵」に対して1階に常設された「蒔絵」や「七宝」の展示な数々も日本の素晴らしい技術を感じることができてよかったです
それらの観た目の素晴らしさもさることながら、その大変手間のかかる綿密な工程にも恐れ入りました
いやー、ビバ日本人であります