今村幸生
LIFEの岡本です
先日店長のスギヤマがブログに書いていた今村幸生展、実は私も見に行っていました
絵画展や作品展など、ジャンルを問わずアート鑑賞が好きですが、一人で絵画展に行くのはすごく久しぶり
店長同様、私も今村幸生さんの作品を見るのは初めてで、インパクトのある赤トウガラシのポスターに惹かれて行く事にしました
私が言うとチープかもしれませんが「これが才能」と言う言葉が頭を過り、画家、芸術家といった肩書きを全くイメージさせない作品がそこにはありました
言い方を変えると小さな子供が絵を描いたかのような自由な内面の変化が映し出され「上手、いいよ、」なんて言われると全く描けなくなってしまうような「黙々と無意識に出たものが作品となってしまった」と思わせるほどです
そして私は運良く、今村幸生さん本人にお会いする事が出来たんです
元々サイン会の日だったそうですが、急に一人の時間を貰って行ったので全く知らず。
それもサイン会は昼間に終わっていたらしく、偶然最終来館の一人だった私は、館内にも一人で、美術鑑賞には申し分無い環境の中楽しんでいました
すると閉館間近になり各階に合わせて数名の来館者がいる事がわかり、出くわし、最後に作品集を買いに受付の階にエレベーターが開くと一人の小さな老人が代わりにエレベーターに乗り込み、、、あっ
と私が振り向く姿を見て受付の方が「地下の階に行かれたらサイン貰えますよ」
あんなにドキドキしたのはいつぶりでしょうか
作品集を持って急いで地階に降りるとあの、老人が
二人だけの静まった部屋で「はい、ラッキーだよ」と今村さんは私の購入した作品集を渡してと言うように手を出されたので手渡すと、ページをめくって、何やら赤と黒のペンで落書きをするかのように子供のようにフフフと笑いながら、、スラスラスラスラ、私は頭でナニナニ
サインじゃない
その間30秒
さくひんだ
「同じのは書かないよ、これあなたへ、今のイメージ」と
その後合計5名の方が後から順に来られて、「いいよ、このあと酒飲むだけだから」と言い、次の瞬間には子供の好きな下ネタや鼻歌。
けれど、ものすごいスピードで書き始めて様々な角度から、最後になるまで何を書いているのかわからない。
けれどどれも違う作品とサインが出来上がる
ただただ、驚きと感動と至福のひとときに心奪われました
目の前で見た描写とエネルギーが忘れられません