マヤルカ古書店
LIFE ADORE店長の一圓です
以前何度かご紹介させて頂いた、京都のこけしLOVERこと中村亜希子さんが、私の今住んでいる近所にお店をOPENされました
なかなか行くタイミングがずれて、OPENされてから、時が経ってしまいましたが、やっとお邪魔してきました
自転車でユラユラ千本丸太町を北上し、大人の入り口こと「千本日活」がある千本上長者町通りの信号を東に少し入った、路地奥に赤い看板がお出迎えしてくれました
こんにちは「マヤルカ古書店」さん
オーナーの中村さんは、もう何年もご来店下さっている常連さん
いつも私のお聞かせする程でもない世間話を、100点の笑顔で笑って下さる、いわば天使みたいな人です
お店は二階建ての一軒家
二つの大きな窓ガラスは、まるで京都市内という事を忘れる位、青々と茂った緑がキラキラしています
何年もそこにある変わらない風景だという事が、大きな大きなビワの木や山椒の木から十分伝わってきました
街中じゃないけれど、日活の近所だけど、近くに銃砲店があったりと、かなり濃ゆい場所だけど、だからこその何とも言えないバランスの良さを感じました
細い路地、入っていくとだんだん突き当りに見える、大きな窓からその先が見えて、何の戸惑いも無く静かな世界に入れます
私は決して、沢山の本を読む人ではありませんが、それを知って「一圓さん、この本いつ返してくれても良いから、読みやすくて面白いし読んでみて」ってお客様が貸して下さる事もあります
本には好みもありますし、そんな事を踏まえて自分に本を選んで下さるという事は、非常にありがたい事だと感じます
この日もお勧めを聞いてみると、スルスルといくつか手に取っては説明して下さり、私は「ヌードとモードの間」と「日日雑記」という本を購入しました
自分で選ぶよりも、内容や書き方が分からない分、読むのが楽しみです
また私の為に選んで下さった物が、本というフィルターを通して私と中村さんを繋ぐコミュニケーションの面白さを感じます
お店は平日でも程好い数のお客様がおられます
この日は台湾の方も来られていて、「台湾の方多いですよ~」とおっしゃってました
以前、数日間日本に滞在していた台湾の方が毎日お店に来られ、帰る日に「私は台湾で手作りリースを作ってます」と、リースを作ってプレゼントしてくれたそうです
そして、この日に来られてた台湾の方は、たまたまリースを作ってくれた方の生徒さんだったそうです
繋がる、繋がる、海を越えても人は人に惚れるものですね
中村さんのお店は、愛しい気持ちになるのです
それが、中村さんの作ったお店「マヤルカ古書店」
「マヤルカ」とはロシア語で「わたしの手」
私は中村さんが付けた屋号から、手に溢れるほど沢山じゃなくて、自分の両手で優しく包んであげられる「大切」
そんな印象をお店と中村さんの人柄に感じました
秘密にしておきたいけれど、それじゃ勿体ないので、是非行ってみて下さい
Web販売もあるそうです