バルテュス展
先月の夏休み期間中に、月曜日のお休みだとなかなか行けない美術館に行って参りました
京都市美術館で開催されていたバルテュス展を観てきました
バルテュスとは
“ピカソをして『20世紀最後の巨匠』といわしめた画家”だそうです
すごい人じゃないですか
私、知らなかったんですが
紹介文には流派に属する事なく独特な世界を作り上げ、批判や誤解にさらされながらも今なお議論のつきない20世紀美術においてももっとも重要かつ特異な位置を占める画家の一人。
と書かれていました。
国内最大規模、没後初の大回顧展らしく京都では30年ぶりだそう。
たくさんの絵だけではなく、アトリエを再現してあったり本人が出演している映像が流されてたりと内容も楽しかったです
おそらく初めて見るバルテュスでしたが…とてもとても良かったです
なんなんでしょう
人物は柔らかく丸みを帯びた優しい姿なのに画面に漂う緊張感がとてつもなくて…
目が離せなくなるんですよね
特異な存在、というのがうなずける感じです。光にこだわったバルテュスの陰影のつけ方が印象的でした。
純粋で無垢な美しさの象徴として、少女を好んで描いたバルテュス。そうは言ってもキャンバスに描かれた少女達は美しさだけでなく物憂さや影、または官能性までも感じさせます
そのあやうい感じも独特な雰囲気をかもし出してるのかも知れません。
幼少より東洋に興味を抱いていたバルテュス、日本とのつながりも深く奥さんは日本人の方。
着物を着たバルテュスの写真もあり、なんだか嬉しくなってしまいました
予備知識もなにもなく行ったのですが本当にとても楽しめましたよ
若い時のバルテュス、おっとこ前ですねぇ
京都市美術館での展示は終わってしまいましたが、面白かったのでバルテュスの作品
おすすめです