プリズナーズ
LIFEの杉山です
先日、お客さんに勧めていただいた、プリズナーズという映画を鑑賞しました
なかなか重厚なサスペンス
結末や、そのプロセスは、変な小細工が無くて王道な感じでした
とはいえ、この映画のキモになる「神」「信仰心」というものに、キリスト教徒でなく、その文化に理解の薄い僕には、感じ得れない部分があるのも事実です
で、肝心のあらすじをざっくりと 。
感謝祭の日に集まった2組の家族の女児2人が失踪、誘拐事件として警察は1人の容疑者の男を拘束
しかし証拠不十分でその男は解放
女児2人のうちの1人の父親であるケラー(ヒュー・ジャックマン)は、その容疑者の男を娘の誘拐犯と確信して、誘拐して監禁
娘の居場所を聞き出そうと拷問します
その一方で事件の真相を追うロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)。
はたして真犯人は
事件の真相とは
舞台はボストンのとある村ですが、雪や雨といったトーンの低いシーンも多く、さらに役者さんたちの気迫の演技が緊張感を煽ります
なかなか長尺の作品でしたが、その緊張感が弛まずにグイグイ持っていかれました
また、ケラーに監禁される容疑者の男というのが、知的障害をもったIQが10歳程度の男で、それもあってケラーは事件のことをまともに聞き出すことが出来ないのですが、その容疑者の男を演じているポール・ダノという役者さんがいいんですよね
不気味すぎます
まさに怪演です
ヒュー・ジャックマンも愛娘を取り戻すために鬼気迫る父を熱演しています
厳格で用意周到でありながら、焦り、葛藤する姿には、もはや手の甲から爪が飛び出す男ではありません
ジェイク・ギレンホールも、静かな物腰の中に事件への執念が、ときに感情的に燃え上がる渋い刑事を抑えた演技で好演していました
骨太でスリリングなストーリーで、役者さんもいい演技してるし、話のオチも好きな感じで面白かったです教えていただいたお客さんに早く話したいな~
ちなみに、この映画はドゥニ・ヴィルヌーヴという人が監督ですが、僕はこの監督さんの作品を観たのは初めてでしたが、他の作品もとても気になりました
そしてあの名作「ブレードランナー」の続編を監督することも決まっているようです
これはたのしみです