ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours
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さて、話は変わりますが、先日に大阪の国立国際美術館で開催されていた「ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours」に行って参りました
昔からこの写真家さんが好きだったので、この個展を知った時はビックリ&嬉しかったです
本や写真集で見るだけで、実際に個展に行くのが初めてだったので
ティルマンスの写真を初めて見たのはいつだったでしょう。
もう覚えてないぐらい昔ですが、その頃から人気があり注目を集めている写真家さんでした。
ドイツ出身のティルマンス。
人物を撮っている写真が印象に残っているのですが、様々な映像の表現に挑戦しており最近ではヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で発表された「ブックフォーアーキテクツ(建築家のための本)」という映像作品が評価されているのだとか。
その作品もありました、もう一つ映像作品もありこれらは日本ではなかなか見られないものらしいです。
今回、日本では11年振りの個展で、しかもこの国立国際美術館でのみの開催なんだそう
うわー、行けて良かったー
私も初めて知ったのですがティルマンスはその写真展の展示自体も個性的で有名。
今回も本人自らが展示し、その展示空間自体が作品なんだそうです。
なんと、初日はご本人のトークイベントがあったんだとか
行けた方、うらやましー
額に入れない、大きさも様々な写真を自由に展示してある今までにない斬新な空間は既存の世界に大きな衝撃を与えたそうです。
確かに見る人それぞれが楽しめるような空間でした。
見る順番もどれを見るかも自由な感じで、真っ白の世界に浮遊する彼のイメージが静かに流れてくるような気がしました。
会場には彼の今までの写真集全部が置いてあり、それを眺めるのも楽しいです。
そして写真はというと、被写体やテーマも様々で彼の世界観を十分に味わう事が出来ます。
最近の作品は知らなかったので、本当にいろんな表現に挑戦しているんだなーと思いました。
映像を使った表現の可能性を見出だすような。
人物を撮っていてもデジタルな画像を撮っていても美学に裏打ちされた静かな目線と美を感じて、あんまり現代アートには詳しくないのですが単純に楽しめました
無機物を撮っているのに息を呑むぐらい美しい写真もあっていつまでもその前で佇んでしまいました
常に挑戦する姿勢、日々の流れていく日常に埋没せず思考を深めて行く姿勢などアーティストとしては当たり前なのかもですが、己への厳しさを感じました。
素晴らしいです、見習わねば…。
図録もとても面白かったですよ
ゴムバンドで止められていて写真集と展示作品の説明の二冊が入っていて、こんなところでも遊び心があってステキです。
あーーこんな良い写真、家に飾りたーーい
と思う写真が何枚もあって、本当に欲しくなっちゃいました
美しい写真はずっと見ていたくなるんですよね