壬生寺節分会

壬生寺節分会

LIFEの岡本です☆
今年は久しぶりに壬生寺の節分会へ行ってきました。
正式には壬生寺節分厄除大法会というそうで、 九百年余もの永い伝統を持つものです★
京都の年中行事の一つに数えられる壬生寺節分の厄除けは、白河天皇の発願によって始められたといい伝えられているんだとか
私は小さい頃壬生寺近くに住んでいた時期もあり、祖父母は近くの商店街で店をしていました。
兄は壬生寺幼稚園に通っていたのもあり壬生寺はまさに幼少期の遊び場、思い出の場所です☆
その土地を離れてからも何度かふと行きたくなり一人でフラッと行く場所でもありました。
結婚して、またわりと近くに住んだので娘がお腹にいる時に主人と初めて除夜の鐘をうちに行った以来、今回は娘と一緒に初めての壬生寺でした★
壬生寺は各社寺の中でも、京都の裏鬼門(南西)に位置し、京都の節分鬼門詣りの一端を往古より担っているそうですね。


ご本尊は延命地蔵菩薩(重要文化財)で、お地蔵さまの誓願である庶民大衆の除災招福を祈願して三日間にわたり古式により節分厄除け大法要を厳修されます☆

また境内参道では、素焼きの炮烙(ほうらく)に、家族知人の年齢・性別・願いごとなどを墨書して奉納するという、壬生寺にしか見られない珍しい風習があります。
これら多数の炮烙は、壬生狂言の毎日の序曲である「炮烙割」でことごとく割られます★
小さい頃よくこの「炮烙割」を見に祖父母に連れられましたが、かなりの迫力に驚きながら、相反して壬生狂言の静寂な空間も心地よく、意外にも子供ながらに好きでした☆
この炮烙を奉納した人は、その年の災厄を免れて福徳を得るという信仰が伝わっています。
炮烙割



そして三日目にふるまわれる「ぜんざい」は、幼少の頃に当寺で修行されたことがある、一休禅師が名付けたといわれ、お地蔵さまにお供えした餅を「力餅」として頂き、この一年間の無病息災を祈願するものです★

私の「ぜんざい」好きはこの土地にずっと住んでいた祖祖父母からのDNAならではなのかも?
因みにわが娘ももちろん「ぜんざい 」好きです☆