金剛峯寺
金剛峯寺は、高野山真言宗の三千六百寺と信徒の総本山であります。
しかしながら、「総本山金剛峯寺」と呼ぶ場合は、高野山全体の事を指すのだそうです。
金剛峯寺は、総まとめをしているお寺なのですね。
そして、高野山全体の本堂は、壇上伽藍の金堂という訳です。
金剛峯寺の正門は、その昔は天皇・皇族・高野山の重職のみが通ることを許されていたのだそうです。
一般僧侶は、正門の右手にある小さな門から出入りしていたのだそうです。
今では一般人が普通に正門から入っていますが、高野山てそもそも女人禁制の地だったと聞き、益々のお邪魔している感でした。
中のお部屋も見れて、立派な襖絵が沢山見れました。
一番奥に新別殿という大広間があり、お茶とお茶菓子を頂き、法話を聞く事が出来ます。
法話の間にガイドブックを眺めていたら、僧侶の方が話しかけて下さいました。
なんとその僧侶の方は、本日お世話になる宿坊「西禅院」でお手伝いをする予定だったそうで、残念ながら自分のお寺に帰る用事が出来たとの事でしたが、西禅院さんの歴史などをお教え下さいました。
まさか、そんなお話しまで聞けると思っていなかったので、大変嬉しい偶然の出来事でした。
これも旅の思い出ですね。
新別殿の横にある蟠龍庭は、国内最大級の石庭だそうで、雲海の中で雄と雌の龍が向かい合い、奥殿を守っている姿が表現されています。
隅々まで、奥ゆかしくて素敵でした。
ここには、阿字観道場があり、阿字観瞑想が体験出来るのですが、金土日月のみ残念ながら出来なかったのが唯一の心残りですが、またいつか体験したいと思います!