ヒッチコック 裏窓
LIFEの杉山です。暑い日が続いておりますが、 皆さん体調などくずされたりしておられないでしょうか?
本当にエアコンもいらないちょうどいい気候の期間はつかの間です ね。
最近ちょこちょこヒッチコックの作品を観ています。
ヒッチコックはとても有名ですが、 どの作品もあまりちゃんと観たことがなかったので観てみたのです が、中でも「裏窓」はとくに印象に残りました。
言わずと知れた名作ですね。
足を骨折して動けなくてアパートの部屋にこもっている男( ジェームズ・スチュアート)が、 部屋から見える近隣の人たちの生活を覗き見がら暇を持て余してい ます。
そこから見える様々な窓には様々な人々の生活が繰り広げられてい ます。
その様子を観察しているうちに、 男はある男性が妻を殺して死体を隠したと思うようになります。
物語は主人公の男の部屋とそこから見える景色だけで進行していき ます。
限られた視点による世界観は、 逆に凝縮されていてオモチャ箱をひっくり返したような楽しさがあ ります。
窓から見える人々の様子は無声映画のようなコミカルさを感じます 。
そのカメラアングルがとてもユーモアがあってお洒落です。
それを見て、 今更ながらに沢山の映画がヒッチコックの影響を受けていることを 感じました。
CGなど無い昔でも工夫でこんなに面白い映像が撮れるんだなと再 認識。
男の部屋にはモデルの恋人、看護師のおばさん、 知人の刑事などが訪れ話に広がりを与えていきます。
恋人役のグレース・ケリーがとても綺麗でチャーミングです。
はたして本当に殺人事件は起こっているのでしょうか?
それとも男の妄想なのでしょうか?
見終わったあと窓から外を見て人々の生活を覗き見してみたくなり ますが、犯罪になる可能性が高いのでやめておきましょう。
ヒッチコック 裏窓